番組審議会Corporate Profile

第515回 瀬戸内海放送番組審議会

  • 開催日

    • 2021年9月9日(木) 午後3時~午後4時
  • 内容

    • 報告事項
      7月度・8月度視聴者応答状況、その他
      審議テーマ『News Park KSB』2021年7月26日(月)18時15分~19時放送
  • 出席委員

      • 野﨑 泰彦 委員長
      • 藤原 加奈 副委員長
      • 西崎 明文 委員
      • 合田 恵梨子 委員
      • 犬養 拓 委員
      • 木下 幸治 委員
      • 本田 晃子 委員
      • 泉谷 麻紀子 委員
      以上8名
    • 主な意見

      • 『News Park KSB』2021年7月26日(月)18時15分~19時放送
        • 高校野球の特集は、試合結果を知っていても見応えがあり、試合の流れも分かり易い映像だと感じた。テロップのフォントの大きさもコーナーに合っていて効果的だった。若手MCの二人のはつらつとした雰囲気も好感が持てた。
        • 知事が「コロナ禍なので、オリンピックは自宅観戦してください」と呼びかけていたニュースがあったが、ソフトボールの応援は一か所に集まって観戦、また高校野球では選手はマスク無しで優勝監督の胴上げをするなど、そのように実際に人が集まっているのは仕方ないとしても放送の電波に乗せるときにはそういうところを切り取って見せないという見せ方の選択というのは出来たのではないだろうか。
        • 高校野球の特集では、岡山・香川の決勝戦の演出に差があるように感じ、続けて見るとどうしても香川の方が印象に残った。また、ダイジェストでは、映像と音楽とテロップだけでナレーション無しの編集となっており、高校野球を知らない人に伝わりにくかったのではないだろうか。
        • 大学生と小学生が夏休みの宿題を一緒に考える宿題教室の話題は良いと感じた。ただ参加者のインタビューが多く、なぜその企画が行われたのかなど、目的をもっと知りたかった。
        • 45分間の番組で半分以上がスポーツの構成となっており、新型コロナウイルスに関する報道は5分以下だった。結果論だが、この7月下旬にしっかりした行動を取っていれば8月の爆発的な感染を防げた可能性があるため、報道番組としての社会的な意義をもっと意識してほしい。
        • スポーツ報道の価値観について疑問を持っている。褒めるしかしていない。期待することしかしない。要するにいいところしか報道しない。本人が勘違いしたりとかあるいは舞い上がったりとか、人によって期待が大きいことに対するプレッシャーを受けたりする。そういうところに対する報道の姿勢はこれからもっと変えていったらどうか。
        • 高校野球のコーナーは、過去の様々な試合のシーンも集められていてボリュームがあり、ローカル局としての密着具合が凄いと感じた。
        • 東京五輪関係では地元ゆかりの選手の昔を知る方々のエピソードトークは、ローカル番組でしか取り上げられないような内容で、より親近感を持って応援することができた。
        • 高校野球は、短い時間ではあったが非常によくまとまった編集になっていた。特に甲子園へのキセキの総集編については、画面にテロップが流しながら球児のインタビューや、試合後の選手たちに監督が語りかける映像、泣き崩れる選手の姿などドラマティックな感じで見ていて非常に感動を覚えた。
        • 視聴率が低いが、この時間帯にニュースを見ている人がどういう方であるかターゲット層を分析する必要があると感じる。番組自体がまだ出来たばかりで番組の知名度が足りないのは仕方ないが、視聴者の欲しい情報を探ることが番組のブランディングをしていく上でも重要だと思う。

        以上