番組審議会Corporate Profile
第507回 瀬戸内海放送番組審議会
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開催日
- 2020年11月10日(火) 午後3時~午後4時
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内容
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報告事項
9月度視聴者応答状況、2020年4月から2020年9月の放送番組種別について、その他
審議テーマ『報・動・力「そのママでいいの~新型コロナ禍と乳幼児ママの居場所~」』
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報告事項
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出席委員
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< 出席委員 > < レポート出席委員 > - 田代 健 委員長
- 藤原 加奈 副委員長
- 徳永 夕子 委員
- 桝井 政則 委員
- 西崎 明文 委員
- 合田 恵梨子 委員
- 犬養 拓 委員
- 磯打 千雅子 委員
- 野﨑 泰彦 委員
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主な意見
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『報・動・力「そのママでいいの~新型コロナ禍と乳幼児ママの居場所~」』
- 社会からこぼれ落ちているところに焦点をあて取材している点が、社会的に意義がある番組だと感じた。視覚的デザインや音のデザインについて、もう少しブラッシュアップできれば作品がよりよくなるのではないか。
- 子育て中のママにとっては有益な情報や心の安らぎなどを得られる番組だったと思う。家で一人で子育てをする大変さについて、もう少し取り上げると番組がより意義があるものなったのではと感じた。
- 代表者の中村さんの言葉に説得力があり、明るく前向きにさせてくれる番組だった。コロナの問題もあるなか、母親と社会をつなぐという意味で、非常に社会的意義のある活動だと感じた。
- 行政の判断だけではなく、自分たちで情報を精査し、判断し、結論をだそうとしている姿は大変見ごたえがあった。夫の立場での意見の取り上げ方が中途半端に感じ、番組構成上必要だったかについては疑問を感じた。
- 行政の支援を受けていないからといって、自分たちで何でも判断してよいのかという点においては、小さい子どもの安全性の側面から疑問が残った。コロナ禍で一人で子育てをする母親を社会問題として取り上げている点は、ドキュメンタリー番組としてよかった。
- コロナ禍で、周りに流されずにリーダーとして判断し、どのような葛藤があり、どのように決断したのかという過程がよく取材されており共感した。マスクを着けずに活動する理由について説明する部分は、番組前半に構成してもよかったのではないか。
- 組織を維持継続することは非常に大変なことで、活動については批判があるとしても意味があり、社会的効用があると感じた。
- ぬくぬくママSUN’Sの取組みは、ゼロリスクを求めることなく、何を大切にしたいかを重視した取組みで、新型コロナウイルス感染拡大といった極端な社会環境の変化に適応した非常によい事例だった。番組構成的にはコンテンツにダブりを感じ、30分番組でもよかったのではと感じた。
- 長期間にわたって撮り貯めた映像をつなぐことで、地方局ならではの強みを発揮していた。コロナ禍の下でより心配なのは、こうした場を持たないで孤独に苦しみ、翻弄されているだろう人々で、そうした面も報道してもらえたらと感じた。
以上
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『報・動・力「そのママでいいの~新型コロナ禍と乳幼児ママの居場所~」』