OiBokkeShi 99歳の看板俳優

11月20日(金)より
 岡山先行公開決定!

2026年11月27日(金)より
 シモキタ - エキマエ - シネマ K2 他
 全国ロードショー

監督・撮影・編集:大野諭史 撮影:小野祐一 黒瀬輝男 半田幹男 映像技術:吉永順平 MA:寺坂昭正 プロデューサー:山下洋平 武田知也
  特別協力:「老いと演劇」OiBokkeShi 宣伝写真:hi hoo farm ビジュアルデザイン:加藤賢策 配給:MOTIF
2026年/日本/135分/DCP/カラー/ビスタ/ステレオ ©映画「OiBokkeShi 99歳の看板俳優」製作委員会(KSB 瀬戸内海放送・一般社団法人ベンチ)

TRAILER予告編

最新情報

Introduction作品概要

“99歳の看板俳優”として生き切った男の、
最初で最後の主演映画。

「老い・ぼけ・死」-誰もが待ち受けるテーマに、“演劇”と“介護”という領域を越えて活動を続ける劇団OiBokkeShi(おいぼっけし)。俳優で介護福祉士の菅原直樹さんと、認知症の妻を介護していた当時88歳の岡田忠雄さんとの出会いからその活動は生まれた。約10年に渡る二人の活動を記録し続けてきた膨大な映像資料をドキュメンタリー映画として構成。一人の高齢者が老老介護に悩みながらも、演劇に出会い、生きがいになった演劇に救われ、最期まで舞台にこだわり続けた―その軌跡を映し出す。演劇で「いま、ここ」を共に楽しむ二人の姿は、超高齢化社会の「老い・ぼけ・死」の未来にやさしい光を灯す。

岡田忠雄さんと菅原直樹さん 認知症の妻を介護する岡じい

Storyあらすじ

88歳の岡田忠雄さんは、苦しんでいた“妻の認知症介護”をきっかけに、
介護福祉士で俳優の菅原直樹さんと出会い、“演技”でぼけを受け入れて「救われた」。

さらに、その出会いは菅原さんに“監督”、岡田さんに“看板俳優”という役を与え、
二人の「老いと演劇」の旅路が始まる。

「老い・ぼけ・死」をテーマにした演劇は、
虚構である“演劇”の中で岡田さんが生きてきた現実が入り込み、
観る者は「虚」と「実」が交じり合う世界に引き込まれる。

それでも老いの現実からは逃れられない。
岡田さんは妻を看取り、自身も脳梗塞を患い、できないことが増え、ついに高齢者住宅に。

それでも「舞台に出たい、役者に定年はない」。
99歳を迎えた“看板俳優”が渇望した舞台、その幕が開く。

認知症の妻を介護する岡じい 妻の郁子さん ミーティング風景 岡じい演劇 岡田さん脳梗塞で入院 岡田さん 岡田さんと菅原さん、稽古 岡じい舞台
認知症の妻を介護する岡じい 妻の郁子さん ミーティング風景 岡じい演劇 岡田さん脳梗塞で入院 岡田さん 岡田さんと菅原さん、稽古 岡じい舞台

Staff & Castスタッフ/キャスト

  • 岡田 忠雄

    撮影:黑田菜月

    99歳の看板俳優

    岡田 忠雄

    1926年高松市生まれ。俳優。定年退職後は長年の夢であった俳優を志し、今村昌平監督「黒い雨」「カンゾー先生」等にエキストラとして出演。2014年、認知症の妻とのコミュニケーションに悩み、菅原直樹の「老いと演劇のワークショップ」に参加。同年、劇団「老いと演劇」OiBokkeShi 立ち上げと同時に入団。代表作に、徘徊演劇「よみちにひはくれない」(2015)、「ポータブルトイレットシアター」(2018)、「レクリエーション葬」(2023)など。2024年に病に倒れた後、サービス付き高齢者向け住宅に入居後も演劇活動を続け、99歳で「恋はみずいろ」(2025)に出演した。2026年3月、5月の新作公演へ向けた準備中に脳梗塞を発症、誤嚥性肺炎のために死去した。

  • 菅原 直樹

    撮影:冨岡菜々子

    「老いと演劇」OiBokkeShi主宰

    菅原 直樹

    1983年栃木県宇都宮生まれ。劇作家、演出家、俳優、介護福祉士。「老いと演劇」OiBokkeShi主宰。青年団に俳優として所属。認知症ケアに演劇的手法を活用した「老いと演劇のワークショップ」を展開。さいたまゴールド・シアターと共同し制作した『よみちにひはくれない 浦和バージョン』(2018年/世界ゴールド祭)など劇団外での招聘公演も多数。近年はイギリス、台湾など海外での活動も展開。2021年にはエンテレキー・アーツ(英国)との共同制作、2025年には台湾・國家兩廳院の主催事業として、『よみちにひはくれない』を現地の高齢者、アーティスト、医療・介護・福祉関係者とともに創作・上演している。平成30年度(第69回)芸術選奨文部科学大臣賞新人賞(芸術振興部門)受賞。第68回岸田國士戯曲賞最終候補作品にノミネート。

  • 大野 諭史

    監督

    大野 諭史

    1980年栃木県生まれ。大学卒業後に東京でテレビ番組制作会社に所属し、スポーツなどのテレビ番組を制作。2011年に岡山県に移住し、KSB瀬戸内海放送で記者に。2018年に岡田さんと菅原さんの活動を描いた番組「演じて看る」を制作し、平成30年日本民間放送連盟賞(テレビ報道番組)優秀賞を受賞。

Commentコメント

  • ボケにツッコまずにボケを返し続けると、それは虚構となり、演劇となる。茫漠とした世界に立ち尽くしても、触れ合う身体の感触だけが、その居場所を取り留める。
    「介護者」と「被介護者」の間に存在する確かな現実と幻想世界から始まった「監督」と「役者」の欲深い共犯関係は、いつしか生死を超越していく。欲にまみれている人、欲からはすでに遠く離れたと思える人、そして芸能に携わる全ての人に薦めたい。

    ――― 森山 未來

    (俳優・ダンサー)

  • 菅原演劇の、知られざる舞台裏。おかじいが直面する老い、ボケ、死、がオブラートに包まれることなく、赤裸々に描かれている。生きるって、老いるって、本当に大変だと改めて痛感したが、映画を観終えるころには、不思議なくらい、すがすがしい気持ちになっていた。精一杯生きるとはどういうことなのか、おかじいが身をもって見せてくれたからだと思う。

    ――― 想田 和弘

    (映画作家)

  • 岡田さんが菅原君に出会った奇跡
    菅原君が岡田さんに出会った奇跡
    岡田さんが演劇に出会った幸せ
    演劇が岡田さんに出会った幸せ

    ――― 平田 オリザ

    (劇作家・演出家)

  • どこからが舞台で、どこからが生活なのか。
    88歳で本格的に俳優活動をはじめ、老いても、ぼけても、死んでも舞台を求めつづけたおかじい。そんなおかじいの人生を、大野監督が一本の映画にしてくれました。
    この映画を観て改めて、おかじいの凄みに震えました!

    ――― 菅原 直樹

    (OiBokkeShi主宰)

(敬称略)

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