番組審議会Corporate Profile
第474回 瀬戸内海放送番組審議会
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開催日
- 2017年7月28日(金) 午後3時~午後4時
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内容
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報告事項
6月度視聴者応答状況、その他
審議テーマ『第86回 系列24社放送番組審議会委員代表者会議議題について
「テレビは何故つまらなくなったのか~メディアとしての存在価値を問い直す~」』
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報告事項
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出席委員
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< 出席委員 > < レポート出席委員 > - 伊賀 三千廣委員長
- 榊原 敬委員
- 田代 健委員
- 野﨑 泰彦委員
- 磯打 千雅子委員
- 徳永 夕子委員
- 尾﨑 勝委員
- 濱野 暢子委員
- 尾﨑 茂委員
- 藤原 加奈委員
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主な意見
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『第86回 系列24社放送番組審議会委員代表者会議議題について「テレビは何故つまらなくなったのか~メディアとしての存在価値を問い直す~」』
- 地域メディアが、常に社会から求められ続けるためには、多様な団体と協同してより高度な社会課題に対応できる事業の取り組み方へと舵を切ることが必要なのではないか。
- 報道番組への信頼感が薄くなっている。 “ある見方”が予めあって、切り取って提供している場合が多いように感じる。素材の部分を希望する人にデジタルで提供などすれば不満は減るのではないか。
- 報道番組について、一つの事象に多くの論点がある中、報道する人はどこまで理解しているのか。事実や科学的根拠を見極めて報道してもらいたいということに尽きる。
- 「つまらなさ」よりも時間的なミスマッチが大きいのではないか。インターネットの自由度に比べると限られた局の中から選ばなければならないという仕組み自体も、時代から離れていっている。情報の信頼性を担保しつつ、視聴者の学びにつながる番組を作っていくことではないか。
- テレビの問題は、視聴者が知りたいことをきちんと反映できていないことではないか。視聴率という尺度にばかり注目したり、東京の価値観を押し付けたりしていては価値観の多様化に対応できない。
- どの局の内容も同質化し、内容は単純化、陳腐化していると感じる。皆で考えるようなテーマを持ったコンテンツを作ってほしい。
- 番組制作が全方位に受けようとしていることが逆にターゲットが定まらず視聴率を落とす原因になっている。求められるのは視聴者目線であり、ストレス無く楽しめる番組構成や、是非を明確にするための取材を徹底的にするという姿勢。
- テレビはネットに比べると、視聴者参加型のサービスが少なく、一方通行である点で不利であるが、ネットと融合は、視聴率やビジネスに貢献できるチャンスであり、その道を模索するべきである。
- 他の媒体で知り得る情報量が極端に増えた結果、媒体への信頼度が弱くなっている。テレビに求められる役目は、裏を取った上での確かな本質・真実に近づくべき情報の「王道」に至る行程を提供することだろう。
- テレビはあくまで娯楽の一つ。多くの番組が視聴率、スポンサーありきの仕組みである限り、内容は今後もあまり変わらない。広く浅く受けるよりも、地域色ある、刺さる人に深く刺さる内容の番組を作っていくべき。
以上
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『第86回 系列24社放送番組審議会委員代表者会議議題について「テレビは何故つまらなくなったのか~メディアとしての存在価値を問い直す~」』