番組審議会Corporate Profile
第357回 瀬戸内海放送番組審議会
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開催日
- 2005年10月18日(火) 午後3時~午後4時
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内容
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報告事項
(1)10月番組審議会代表者会議開催について (2)9月度視聴者応答状況、その他
審議番組
『倉本聡ドラマスペシャル 祇園囃子』
平成17年9月24日(土)21:00~23:21
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報告事項
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出席委員
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< 出席委員 > < レポート出席委員 > - 久米川 啓委員長
- 八十川睦夫副委員長
- 泉 雅文委員
- 大村俊介委員
- 古賀良隆委員
- 中野裕也委員
- 長谷川桂子委員
- 石井清裕委員
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主な意見
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『倉本聡ドラマスペシャル 祇園囃子』
平成17年9月24日(土)21:00~23:21- ストーリー性に欠け、話題の若者俳優を使っただけのドラマが多い中、久々に見応えがあり、心を打たれるドラマに出会った気がした。
- 倉本聡の脚本の素晴らしさ、渡哲也、十朱幸代をはじめとする豪華な出演者と、その俳優の演技力、壮大なスケールのロケ、カットの一つひとつまでからも、製作者の意気込みを感じることができた。
- 京都という街は男と女、父と娘の愛、そして友情を表現するには、まさにぴったりの舞台設定であり、ストーリーもさることながら「京都」の演出の巧さには感動、また全体的に音の静かなドラマであったことが、登場人物の思いや、心情を浮かび出させていた。
- ミサイル防衛計画といった企業の非常に生々しい話と京の芸子さんの生き様、主人公の想いのコントラストがストーリーとして流れており、上手く京都を演出していた。
- 出演する俳優の登場するCMがあったが、役者が演技をする際に、その演じる人間に近づき成りきろうとするのと同じように、観る側もイメージを作り上げているので、ドラマの役と掛け離れたイメージのCMに出演しているのを観ると、とてもしらけてしまう。
- こういう番組は、視聴率の良し悪しを別にして、放送局としてのブランド、価値を高めていくという気がする。
- 最近50才以上の世代で、見る番組が非常に少なくなりテレビに不満を持っている人が結構いると思うが、この世代が満足して見ることのできるこういう番組を作っていくことで結果もついてくるのではないか。
以上
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『倉本聡ドラマスペシャル 祇園囃子』