うどんをゆでる時の薪の香りや、瀬戸内海の魚の味わい…
岡山県の点字ブロック発祥の地をスタート地点として、俳優 佐々木蔵之介さんが盲導犬ユーザー髙橋覚規さん&盲導犬スバルと瀬戸内海をはさんだ岡山・香川の旅をします。
音や香り、食感など五感で味わう瀬戸内旅、それは、今までアタリマエだと思っていた景色がより豊かな日常に変わる瞬間でもありました──。
さぁ、佐々木蔵之介さんと一緒に、アタリマエのない、新しい日常を感じる旅に出かけましょう!
佐々木蔵之介さんにとっても、盲導犬ユーザー髙橋さんにとっても、
そして盲導犬スバルにとっても初めての体験の旅!
岡山・香川で髙橋さんがやりたかったことを蔵之介さんといっしょにひとつずつ挑戦します。
佐々木蔵之介さんにとっても、盲導犬ユーザー髙橋さんにとっても、そして盲導犬スバルにとっても初めての体験の旅!
岡山・香川で髙橋さんがやりたかったことを蔵之介さんといっしょにひとつずつ挑戦します。
NHK大河ドラマ「光る君へ」、テレビ朝日「グレイトギフト」、テレビ朝日「Destiny」ほか
多数のドラマや映画、舞台に出演。
盲導犬ユーザーの英語教師役を演じた経験もあり、盲導犬の普及活動にも理解があります。今回は、盲導犬との生活をスタートさせたばかりの髙橋さんの新たなチャレンジでもある瀬戸内旅を応援します。
進行性の病気で小学生高学年のころから夜に目が見えづらくなり、24~5歳からは、白杖を利用するようになりました。今は光を感じる程度の視力となり、外出に不安を抱いていましたが、2023年12月から相棒の盲導犬スバルとの生活がスタート!外出するのが楽しみになったそうです。そして今回、念願の瀬戸内旅へー!
また「with盲導犬」では、番組開始当初からナレーションも務めている。
個人のライフワークとしてボランティア活動などにも積極的に参加しており、海外に学校建設を行っている。
オープニングソング
『ハイライト』
[シンガーソングライター]
KSB瀬戸内海放送では、盲導犬育成事業支援番組として『with盲導犬』を放送しています。 (毎週日曜 午後5:25~)
目の見えない、見えにくい人サポートする盲導犬ですが、育成に必要な訓練士や施設、ボランティアが不足していることなどが課題となっていることから、番組を通して現状や問題点についていっしょに考える機会を提供し、盲導犬に関わる人や犬について番組などを通じて発信することで、支援や理解の輪を広げていきたいと、全国で唯一、盲導犬のミニ番組をレギュラー放送しています。放送から20年目の節目となる今年、開局55周年の特別番組として「佐々木蔵之介の瀬戸内旅with盲導犬」を放送します。
盲導犬は、目の見えない、見えにくい方の歩行を安全にサポートする大切なパートナーです。ご存知の方も、なんとなく聞いたことがあるという方もいるでしょう。そんな盲導犬をとりまく環境には様々な問題があります。
知ってもらいたいこと
不足する盲導犬
現在、日本で暮らす視覚障がい者は27万人(※1)とも言われている一方で、盲導犬の年間育成頭数は100頭ほど。盲導犬の希望者は約3000人いると推定されており、需要に対して圧倒的に供給が足りていないのが大きな課題の1つです。こうした盲導犬育成費用の90%以上は、寄付・募金に支えられているのが現状です。盲導犬候補の子犬や盲導犬の親犬、盲導犬を引退した犬たちなどを家庭で飼育する「飼育ボランティア」の数も、決して十分とはいえません。
日本で活躍する盲導犬は、796頭(※2)ですが、国際盲導犬連盟(IGDF)の報告書(2018年度)によると、実働頭数集計によると、英国は5000頭弱、米国1万頭弱、オーストラリア1000頭超となっており、人口比率で比べても日本の普及はまだ足元にも及びません。
- ※1 厚生労働省「令和4年生活のしづらさなどに関する調査」より
- ※2 社会福祉法人 日本盲人社会福祉施設協議会・自立支援施設部会盲導犬委員会(2023年度盲導犬訓練施設年次報告書)より
受け入れ拒否の実態
(盲導犬への理解)(※3)
日本盲導犬協会が調査したところ、盲導犬ユーザーの44%が飲食店や宿泊施設などで、盲導犬の同伴を拒否された経験があるとわかりました。
中でも、55%が飲食店で拒否にあったと答えていて、次いで交通機関での拒否が多いことがわかりました。
Q. 受け入れ拒否にあったか
Q. 拒否のあった場所の内訳
また、建物や電車に盲導犬が入ることへのイメージを聞くと、盲導犬が不衛生だと答える人が約10%にのぼる実態が明らかになりました。
Q. 建物や電車に盲導犬が入ることへのイメージ
盲導犬ユーザーは、訓練でスキルを習得した上で、日々のブラッシングなどの衛生管理や排泄を含む行動管理を自身で行っています。また排泄物で建物をよごしたりしないよう、しっかり訓練されていますが、約70%近くが「知らない」ことが明らかになりました。
Q. 盲導犬は、排泄物で施設を汚すことがないことを知っているか
- ※3 公益財団法人 日本盲導犬協会「盲導犬 および視覚障害に関する意識調査」より
この番組では、まずは盲導犬について、ただしく知ってもらうことをミッションとし、盲導犬ユーザーをはじめ、誰でも住みやすい地域づくりについて、みなさんと考えていきたいと思います。
さぁ、アタリマエを変えて、心豊かな日常を感じる旅にでかけましょう!