番組審議会Corporate Profile
第491回 瀬戸内海放送番組審議会
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開催日
- 2019年4月24日(水) 午後3時~午後4時
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内容
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報告事項
3月度視聴者応答状況、2018年10月から2019年3月の放送番組種別について、その他
審議テーマ『報・動・力「この矢は折れない~地域プロチームを自分ごと化~」』
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報告事項
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出席委員
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< 出席委員 > < レポート出席委員 > - 尾﨑 勝 委員長
- 田代 健 副委員長
- 藤原 加奈 委員
- 野﨑 泰彦 委員
- 中村 進 委員
- 桝井 政則 委員
- 磯打 千雅子 委員
- 徳永 夕子 委員
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主な意見
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『報・動・力「この矢は折れない~地域プロチームを自分ごと化~」』
- 選手の活動やポスター作りによって、地域を巻き込んでいく様々な手法を知ることができ、地域を主体とする活動について考えさせられた。地域プロスポーツが、地域に果たしうる役割や意義について視聴者に考えてもらえる良い構成であった。
- 全体として、地域と地域プロチームの関係を意識した内容で制作されており、地域における地域プロチームの活動の広がりが地域活性化に結びつくことが分かった。
- 地域を巻き込む難しさや様々な地域を巻き込むアイデアが取り上げられ、全体として楽しく見ることができた。番組中のバスケットボールに取り組む子供の映像が、男の子に偏っているように感じたので、女の子が応援する姿だけではなく、バスケットボールに取り組む映像を使用しても良かったのではないか。
- 昨今、SNSなどの普及により、深い人間関係の構築の仕方が見いだせない子供が多い中、地域プロスポーツを通し、ひとりひとりと深い人間関係を構築する姿は視聴者に訴えるものがあった。番組のタイトルの「この矢は折れない」の部分に少し違和感があったので、「自分ごと化」の部分を前面に打ち出しても良かったのではないか。
- 全体としては楽しく視聴することができた。地域プロスポーツの金銭的な問題について、もう少し具体的な説明があれば分かりやすいと感じた。
- 地域スポーツが地域に何をもたらすかについて、もう少し番組として問題提起ができれば良かったのではないか。取り上げるテーマは好ましいが、広義での地域スポーツが抱える問題点、地域ごとのPRの方法について、多面的な切り口で今後も取材を続けてほしいと感じた。
- 番組タイトルにあるように、関わる人が全て「自分ごと化」していく様子が場面場面によく映し出されていた。地域プロスポーツにかかわる方が、本音を語るシーンをインタビューとしてしっかりと撮影できた事は、制作者側もこの取り組みに対して「自分ごと化」ができ、報道者としてしっかりと関わりを持てたのであろうと考えられた。
- プロバスケットチームのこれまでと今のリアルを通じて、現代社会で不足しているコトや、地方の良さが感じられるとてもよい番組だった。島民と選手との対戦ポスターは、最高に臨場感があって大変魅力的だった。Bリーグ、球団フロント、ブースターといった言葉について、もう少し番組中で説明があると良いと感じた。
以上
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『報・動・力「この矢は折れない~地域プロチームを自分ごと化~」』