番組審議会Corporate Profile

第353回 瀬戸内海放送番組審議会

  • 開催日

    • 2005年5月10日(火) 午後3時~午後4時
  • 内容

    • 報告事項
      4月度視聴者応答状況、その他
      審議番組
      『6月2日(木)に実施の「番組審議会代表者会議」のテーマ』について
      1.「有事法制・人権擁護法制などと放送の自由」
      2.「青少年に対する放送の責任」

  • 出席委員

    • < 出席委員 >
      • 久米川 啓委員長
      • 八十川睦夫副委員長
      • 泉 雅文委員
      • 大村俊介委員
      • 長谷川桂子委員
      • 古市大蔵委員
  • 主な意見

    • 『6月2日(木)に実施の「番組審議会代表者会議」のテーマ』について
      有事法制と放送の自由について
      • "緊急事態"として、どの程度の状況を想定しているのかを正確に定義しないと、適した議論をするのは難しい上、様々な人権に対して優先順位といった論理的な基準が欠落していると抽象的な議論となってしまう。
      • 自主的な取材活動を貫くためには、それだけの覚悟が必要であることを、放送局はより認識する必要がある。
      • 命令放送と自主放送との二者択一的な発想でなく、両立させる発想も必要なのではないか。有事の際に大切なのは、情報集中ではなく情報共有であり、その中でテレビの役割は何かを考えるべきである。
      人権擁護法制などと放送の自由について
      • 国民の知る権利を、ある程度武器にして、プライバシーへの侵入が行われてきた面があり、世論がついてきておらず、マスコミ不信につながっているのではないか。
      • 自主規制を目的とした第三者機関を設置しても、その第三者機関で出されたものを厳守していかなければ、法的規制は当然起こってくる。
      青少年に対する放送の責任について
      • 本来、テレビ局は青少年の成長発達に配慮した責任を負っており、そのことをもっと強く認識すべきである。
      • タレントのキャラクターはじめ、制作サイドの影響が強すぎるのではないか。
      • 自主的な内規やBPO、番組審議会といったシステムを作っていても活かされてなければ、視聴者からの支持は得られない。

      以上