インタビュー
[企業内の電話応対コンクール 全国大会優勝]
木村 幸栄 さん
受講クラス:基礎科・応用科
アナウンススクールに入ろうと思ったきっかけは何ですか?
電話応対の仕事をしており、仕事で受けたオンライン勉強会をきっかけに「話し方」に興味を持ちました。自分なりにこれまで練習をしてきましたが、もっと上手になるにはどうしたらいいのだろう?と思い、スクールを受講しました。
自身が20代の頃、電話応対が上手な人がアナウンススクールに通っていたこともあり、昔から興味があったことも大きいと思います。
アナウンススクールで印象に残っていることは何ですか?
昔からラジオが大好きで、講師が「千葉むつみ先生」と知って、すごく嬉しかったです。
カリキュラムの中で「原稿を書く」という授業があるのですが、授業中、どうしても原稿がまとめられなかったことを覚えています。家で、見本の資料を見ながら、伝えなくてはいけない言葉のポイントはどこなのかを探りながら、資料に書き込み復習したことが印象に残っています。また、卒業制作時、添削により自分の原稿の量が半分になりました。半分になった原稿のアクセントを全て辞典で調べ、いかに自分の話し方と違いがあるのかを確認していく過程は、日本語のアクセントの面白さと奥深さを知る楽しい時間でした。
私の場合、スクールで習ったことを翌日仕事で実践できる環境もよかったです。「自分の中で挑戦しながら、対応していく」楽しさを体験しました。
クラスの様子を教えて下さい
幅広い世代の方、異業種の方もいらっしゃるので、最初は緊張するのですが、他の生徒さんからも学ぶことが多く、クラスは、穏やかな雰囲気でした。
人前で声を出すことや、声が出ない恥ずかしさは、最初こそありましたが、気にせず声を出せるようになったのは、回を重ねるごとにお互いのことを知り合い、仲が深まったことも大きいと思います。
それでも、大きな声を出すときにクラスで自分自身にセーブをかけてしまうこともありましたが、車の中等で自主練を重ねることで少しずつ出来るようになっていきました。
企業内の電話応対コンクールで、地区予選と全国大会で優勝されたそうですね?!
10月からアナウンススクールに通っていたことは、上司には報告していましたが、偶然チャンスに恵まれ、3月にコンクールの地区予選に臨みました。基本である腹式呼吸や発声練習を丁寧に繰り返した結果、当日、自分でも驚くほど声が通り上手く話せた実感がありました。終わった後はプレッシャーから解放され、腰が抜けましたが、結果はなんと1位。九州中国四国地区の代表に選ばれ、5月に開催された全国大会に臨むことになりました。4月からアナウンススクールの上級クラス(応用科)に進級していたことや講師の先生の薦めもあり、受講生の皆さんの意見も取り入れながら大会の原稿を作り上げていきました。また、カリキュラムの中にある「プレゼンテーション」で学んだ人を惹きつける話し方は、電話対応にも活かせるところがあり、全国大会でも優勝することができました。発声練習を車の中で毎日続け、「外郎売」「五十音」を実践することで、自分の声がまったく違っていくことに気がつきました。アナウンススクールに通って自分に起きた変化に喜びを感じています。
木村さんにとって、「話す」とは?
「人とのつながり。共感し合うもの。コンシェルジュのようなもの。」でしょうか。生活する様々な場所で、言葉が一方通行にならないよう、相手のことを考えた会話を心掛けたいと、改めてアナウンススクールに通い思いました。