テレメンタリー2023「境界線をとかせ ~チョコレートの甘くない現実に挑む~」

KSB放送日時
2月4日(土) 午後1時30分

※この番組は終了しました。

ガーナのカカオ農家の所得を増やそうと
岡山市出身の24歳の女性が奮闘している。
チョコレートブランドを立ち上げ、
現地に工場を建設。
彼女の活動の原点に迫る。

番組内容

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日本でチョコレートの原料・カカオ豆の生産国といえばガーナ。日本が輸入するカカオ豆のうち約80%がガーナ産だ。ガーナにとってもカカオ豆は、金、石油と並ぶ最も重要な輸出品。しかし、ガーナのカカオ農家の多くが貧しい生活を強いられている。カカオ農家やその子どもたちが教育や医療にもっとアクセスできるようにしようと、一人の日本人女性が立ち上がった。岡山市出身の田口愛さん(24)だ。

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田口さんはガーナ産のカカオ豆でチョコレートを製造販売することで、カカオ農家の所得を増やす活動を4年前から行っている。いま取り組んでいるのは、現地にチョコレート工場を建設し、雇用を増やすこと。そして、加工品の製造で付加価値を高め、より多くの金が現地に落ちる仕組みを作ることだ。
生産者と消費者の「分断」の境界線をとかすことを目指す彼女のガーナや国内での奮闘と、チョコレートへの愛を伝える。

田口 愛 さん

田口 愛(たぐち あい)さん

1998年岡山市生まれ。大学1年生の時にガーナを訪れたことをきっかけに、チョコレートの世界にどっぷりとはまる。ガーナのカカオ農家を支援するため2020年に会社を設立。「MAAHA CHOCOLATE(マーハ チョコレート)」ブランドを展開している。
「日経ウーマン・オブ・ザ・イヤー2022」やニューズウィーク日本版の「世界に貢献する日本人30人」(2021年)に選出。去年4月にはテレビ朝日系列で放送中の『激レアさんを連れてきた。』で「チョコに惚れ、海を渡った23歳彼女の桁外れな挑戦」として紹介される。

ナレーション

ナレーション:伊藤 由樹美

伊藤 由樹美(いとう ゆきみ)

山口県出身。声のプロダクション・キャラ(大阪市)所属。
TV番組やCMのナレーションなどで幅広く活躍。
趣味は芝居、読書、ヨーグルト作り。