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3月31日まで!笠岡ラーメンを「ラータク」でPR おすすめ店をはしごしよう 【岡山県笠岡市】

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鶏のうま味を凝縮したスープがやみつきになると言われる、笠岡市のソウルフード「笠岡ラーメン」

笠岡市観光協会が企画した期間限定の「ラーメンタクシー」(ラータク)では、複数のラーメン店をはしごして、それぞれの個性的な味を堪能できます。

半ラーメンあり!専用タクシー「ラータク」ではしごしよう!

トリガラベースのスープに、親鶏のチャーシューが特徴の笠岡ラーメンが乗った…タクシー!?
笠岡市観光協会が企画し2024年1月に始めた「ラーメンタクシー」、略して「ラータク」です。

60分4000円、80分8000円など、定額で貸し切り市内の人気店を回ることができます。

(笠岡市観光協会/横田 博子さん)
「香川の讃岐うどんを食べて巡る時って、皆さん1店舗ではなく「はしご」をしていくと思うんですけど、そういった感じで笠岡ラーメンもはしごをしてもらいたい」

ラーメンを何杯も食べられない!という人も大丈夫!

市内の16店舗では「半ラーメン」も提供しています。(店舗によってはラータク利用者限定)

早速、笠岡タクシーのドライバー村上さんの運転で、JR笠岡駅を出発します!

20年続く人気店「笠岡ラーメンの王道」ならココ!

最初に訪れたのは、地元で人気のお店、笠岡駅のすぐ近くにある「いではら」

1日3時間半の営業ですが、平日でも100人ほどが訪れるといいます。

鶏のうま味を凝縮したスープに味が良くしみた親鶏をのせた、まさに「笠岡ラーメンの王道」です!

(いではら/出原 秀明さん)
Q. お店は何年くらい?
「もう20年。別にこだわりはないけどな。いつもこの味を変えないように日々努力しております」

最近は県外での知名度も上がってきているという笠岡ラーメン。

土日や、大型連休などには「いではら」にも多くの観光客が訪れるそうです。

(いではら/出原 秀明さん)
「遠いところでは東京から来る人もいる。それはうれしいです。帰る時『おいしかった』って言ってくれるけぇ、なおさらうれしい。日本全国の人に食べてもらいたい」

中華そば いではら

住所
岡山県笠岡市笠岡2827
電話番号
0865‒63‒7667
営業日
定休日:月曜日(祝日の場合は翌日)
営業時間
午前11時30分~午後3時00分

固さ選べる自家製麺が特徴 笠岡ラーメン”だけじゃない”店

続いてのお店にラータクで向かう道中…

(笠岡タクシー ドライバー/村上 ゆかりさん)
Q. 笠岡ラーメンって鶏じゃないですか。何か理由が?
「昔はニワトリをたくさん飼っている業者がありまして、親鶏になって捨てるのもったいないでしょう。だからそれを「だし」に使ってするのが元だったみたいですよ」

そんな笠岡ラーメンの歴史を学びながらやって来た2店舗目は「八楽笑」

こちらのラーメンは優しい味わいのスープと柔らかく煮た親鶏が絶妙にマッチした一品です!

(八楽笑/田邊 光仁さん)
「特徴っていったら麺が自家製麺というところが違うかな。麺の固さもお客さんが選べるようにしている。固め・バリカタっていうお客さんが最近とにかく多い。俺は普通で食べてほしいんじゃけどな」
Q. おすすめは普通?
「普通。これが一番と思って普通にしているので」

ラータク向けに提供している「半ラーメン」は、笠岡市の伝統工芸「吉備焼」のオリジナルどんぶりでいただくことができます。

お店はトレーラーハウスになっていて、子ども連れでも行きやすい雰囲気。

メニューは笠岡ラーメンだけでなく、全部で8種類あり、老若男女から愛されています。

(八楽笑/田邊 光仁さん)
「(市外から来る人に)笠岡ラーメンでもいろんな笠岡ラーメンがあるんでそれを食べていってくれるとありがたい」

らーめん 八楽笑

住所
岡山県笠岡市一番町3-25
電話番号
0865-63-7028
営業日
定休日:木曜日
営業時間
午前11時00分~午後2時00分、午後5時00分~午後10時00分
HP
http://www.harasho.net/

へんろ道にラーメン店!?修行を積んだ自慢の1杯

続いて海を眺めながら向かう先は神島。

神島には、江戸時代に四国八十八カ所霊場を模して作られたとされる「神島八十八カ所霊場」があります。

そんな神島の遍路道を上がった先にあるお店は、その名も「へんろ茶屋 湯場」です。

(へんろ茶屋 湯場/湯場 基史さん)
「40年前くらいからあるお店で元々はおそば屋さんだったんです。お遍路さんのお休み処で」

現在の店主・湯場基史さんの曾祖母と祖母が営んでいたこちらのお店は、その名の通り、お遍路さんの休憩所として、以前はそばなどを出していたそうです。

そして2023年3月、内装はそのままに、ラーメン店として生まれ変わりました。

鶏のうまみが詰まった、王道の味を提供しています。

Q. そばじゃなくラーメン店にした理由は?
「僕がそばアレルギーです(笑)そばはできなくて『中華』つけました」

そんな明るい基史さんがラーメンの修業を積んだお店が…
(へんろ茶屋 湯場/湯場 基史さん)
「『いではら』で手伝いをしていてそこでずっとやる予定だったんですけど、『いではら』のおっちゃんが僕の伯父さんなんですけど」

基史さんは、最初に訪れた出原さんの甥っ子。

「湯場」のオープン前に「いではら」で修業したそうです。

(へんろ茶屋 湯場/湯場 基史さん)
「おっちゃんが、実家に店があるんじゃけえやれって。おっちゃんあんま言わないんですよ口で。『見て覚えろ』って言われてずっと見ていました」

(いではら/出原 秀明さん)
「まじめじゃないけえ(笑)自分で研究せえ言うて。ただ言っただけじゃ分からん。自分でやってみて初めて分かる」

そんな『いではら』直伝の『湯場』のラーメン。

材料などもほとんど同じものを使っているそうです!

個性的なお店が揃う笠岡ラーメン。

「ラータク」で店を「はしご」して食べ比べるとさらに楽しみも広がりそうです。

(へんろ茶屋 湯場/湯場 基史さん)
「うちは変なところにあるんですけどね。ぜひ足を運んできてください(笑)」

へんろ茶屋 湯場

住所
岡山県笠岡市神島2766
電話番号
0865-67-1396
営業日
土・日曜日
営業時間
11:00~15:00

ラータク(要予約)

電話番号
予約先:0120-13-9394(笠岡タクシー)、0120-84-2668(富岡交通)※予約は利用の3日前まで
HP
https://www.kasaoka-kankou.jp/ra_taku
その他

期間:2024年1月4日~3月31日
問い合わせ:笠岡市観光協会 0865-62-6622

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