弘法大師・空海の生誕1250年 ゆかりの寺で出会う秘仏【香川・善通寺市】
平安時代の初めに真言宗を開いた弘法大師・空海。
今年は空海が生まれて1250年に当たります。
これを記念して空海が生まれたとされる善通寺市では期間限定公開の仏像など、いろいろな催しが開かれています。
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弘法大師三大霊跡の一つ「総本山善通寺」で「稚児大師像」が特別公開
善通寺市にある総本山善通寺は、弘法大師三大霊跡の一つであり、四国霊場第75番札所としても知られています。
弘法大師・空海が生まれたという場所に建てられた「御影堂」(みえいどう)では、
空海の子どもの頃の姿、「稚児大師像」(ちごだいしぞう)が安置されています。
50年ごとの生誕記念など、特別な節目のときにだけ公開されていて、今回は「弘法大師御誕生1250年記念大法会」(4月23日~6月15日)に合わせて見ることができます。
(写真:御影堂のご本尊、「瞬目大師像」も17年ぶりに公開。)
(総本山善通寺 広報主任/安藤 誠啓さん)
「次の公開はだいぶ先になりますので、ぜひとも今回見ていただいて、お大師さんとの御縁結びをしていただきたいです。」
弘法大師御誕生 1250年記念大法会
- 住所
- 香川県善通寺市善通寺町 3-3-1
総本山善通寺 御影堂
- 電話番号
- 0877-62-0111
- 営業日
- 2023年4月23日~6月15日
- その他
土日祝はJR善通寺駅からの無料アクセスバスあり
空海の生誕1250年を記念したご朱印とグッズ、老舗店のお菓子にも注目
総本山善通寺では、弘法大師御誕生1250年を記念したご朱印をはじめ、Tシャツやトートバックなどのグッズも充実しています!
また総本山善通寺の周辺にある老舗菓子店「ぜいたく堂」では、空海にちなんだお菓子があります。
空海が「書の名人」だったことから名付けられた「弘法の筆せんべい」です。
(野口真菜アナウンサー)
「では、毛先の部分からいただきます。優しい味です」
下吉田ぜいたく堂本舗
- 住所
- 香川県善通寺市下吉田町17-1
- 電話番号
- 0877-62-0645
- 営業日
- 火曜定休日
「最初で最後かも」空海の伝説ゆかりの寺で「秘仏」公開
空海の生誕1250年を記念した行事は、「総本山善通寺」以外でも行われています。
空海が仏の道に入ることに決めたとされる「我拝師山」(がはいしさん)の麓にある四国霊場73番札所「出釈迦寺」(しゅっしゃかじ)もその一つです。
(野口真菜アナウンサー)
「こちらでは4月27日から始まった特別なご朱印があるそうなんです。きれいな切り絵のご朱印なんですね。色も幻想的できれい!」
特別な御朱印は1000枚限定です。
空海が7歳のころ、我拝師山から身を投げたときに釈迦如来(しゃかにょらい)が天女を伴って受け止めた…という伝説の場面が描かれています。
そして、出釈迦寺の奥の院では「釈迦如来像」が特別に公開されています。
作られた時期や作者は不明で、過去に公開された記録は残っておらず、「秘仏」と言われています。
これまで奥の院の二重扉の厨子の中に安置されていました。
出釈迦寺の岡田住職も今回の公開を前に初めて目にしたそうです。
(出釈迦寺 岡田幸恵 住職)
「第一声はうわぁ、という感じでしたね。本当にこういうお姿だったんだなと思うと、感慨深いものがあります。ぜひとも生きているうちに一度は拝みたいと思いまして、お釈迦様の扉を開けさせていただきました」
弘法大師像も、初めての一般公開です。
現在行われている「秘仏」の一般公開は5月末までで、 10月~11月にも公開予定です。
(出釈迦寺 岡田幸恵 住職)
「こちらは何年に一度の御開帳というのは決められていませんので、今後公開する予定はございません。ですから、今回が最初で最後になるかもしれません。コロナ禍もだんだん落ち着いてきましたけれども、これから明るい幸せな世の中になるように、できるだけ多くの方にお参りしていただけたらと思います。」
空海が生まれたとされる善通寺市で、今しか見ることができない秘仏に会いにお寺を巡るのもいいかもしれません。
出釈迦寺
- 住所
- 香川県善通寺市吉原町1091
- その他
釈迦如来像と弘法大師像の一般公開は5月末まで