高松市「TAKAMATSU JAM 4.5」 4畳半の独身寮を大規模リノベ!飲食店やアトリエ…にぎわいの拠点へ!
2022年4月に高松市高松町にオープンした「TAKAMATSU JAM 4.5」
実はこの建物、以前は4畳半の部屋が並ぶ独身寮でした。大規模なリノベーションを経て現在は飲食店やアトリエなどさまざまなお店が入っています。
独身寮時代の面影も楽しむことができるこの施設の魅力をお伝えします!
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シュークリームメインのフランス菓子店 choux小屋
その一角にあるのは、7種類のシュークリームや焼き菓子などを販売している「choux小屋」。今のおすすめは旬の栗を使った「シュー・モンブラン」です。
(山下佳乃リポート)
「栗のペーストがたっぷりと乗っています。最初に生地のサクッとした食感を感じます。
栗のペーストがすっごく濃厚で、これ1つ食べただけでご褒美食べたなぁって感じます」
(choux小屋/安井日奈 店主)
「地元でお店を開きたいなと思っていたので、自然がいっぱいあって地元だなぁって感じます」
この施設にはほかにも台湾料理店やアクセサリー店など7つのお店が入っています。
リノベでクリエイティブな場を
(ひだまり不動産/西岡司さん)
「ものづくりの人たちのための、クリエイティブな場として提供している。ものづくりの方たちと一緒にここを盛り上げていきたいなと思って、こういった場所を作った」
この建物、もともとは四国地方整備局の職員の独身寮でした。しかし、2015年7月以降は使われていませんでした。
そこで高松市の不動産「ひだまり不動産」が2017年に落札。壁を取り払うなど大規模なリノベーションをしました。
建物には独身寮時代の面影も残っています。
西岡さん「ここが元々脱衣所の入口で、入っていくとここが浴室。この形そのまま下がると浴槽でした」
山下アナ「浴槽をそのまま上げて、それがテーブルになったわけですね」
浴室だった場所は、今では飲食やちょっとした作業ができるスペースになっています。
各フロアごとの特徴
4階建てのこの建物はフロアごとに特徴があります。1階には食べ物のお店が、2階にはいろいろな「アトリエ」が並んでいます。
■2階はアトリエ
コンセプトは「耳にご褒美」アクセサリー店
こちらのお店「パレード」では、手作りのアクセサリーや雑貨を販売しています。
(山下佳乃アナウンサー)
「こちらのイヤリング、大きくてカラフルですね」
(パレード/山田望薫さん)
「全部柄が1点もの。コンセプトで『耳にご褒美』っていうので作っているので、ご褒美を身に着けて楽しんでいただけたら」
山田望薫さんはこれまで自宅でアクセサリーを作っていましたが、開放的な空間を求めてやってきました。
(パレード/山田望薫さん)
「家だと私も気分が塞ぎがちになっていたので、私もここでやってもっと広いつながりを作って、ゆくゆくは海外に出したいという思いがあるので、そこに向けてまずはここから、拠点で頑張りたい」
趣味に没頭するスペースとして
こちらの「コノメハルタツ」には、アロマオイルを作る機械があります。
(コノメハルタツ/欄所直扶さん)
「蒸留が趣味で、趣味が高じて機械を買ってしまった。場所が欲しいなと思って、ひだまり不動産さんに相談したらこちらを紹介されて。今は自分がすごく楽しんでいるという感じですけど、余裕がでてきたらもっとたくさんの人に共有していきたい」
現在、一般には販売しておらず趣味に没頭するスペースとして活用しているそうです。
■3階はイベントスペースとして
3階はまだ工事中でした。
(ひだまり不動産/西岡司さん)
「何かイベントスペースとして使える場所にと思っています。皆さん2階の方もそうなんですけど、ご自身のスペースだけじゃなくて共同で何かされるのもありかなと」
■4階で水族館を体験!?
そして最上階の4階は――。
山下アナ「わ~!一面青や緑、すごい」
西岡さん「室内で水族館を体験して貰えるように」
このフロアの作品は香川県出身のアーティスト、新宅百絵さんが描きました。
部屋に入ってみると…
山下アナ「すごい!ジンベイザメ?」
西岡さん「観覧車に実はジンベイザメが乗っているみたいな感じで。現実世界と想像でこんな空間もあっていいよねっていうので描いてもらっている」
このフロアは独身寮時代のつくりを生かしていて、4畳半の部屋が21個並んでいます。
ちなみに施設の名前、「JAM 4.5」はこの4畳半の部屋が由来です。
(山下佳乃アナウンサー)
「1つ1つ部屋を覗いて『何がいるのかな?』と見るのが水族館の水槽を見ているイメージと一緒ですね」
他のフロアの空きスペースには今後、インテリアやペイントのお店が入居する予定です。
にぎわいの拠点を目指して
いろいろなお店が集う「JAM 4.5」は地域の人たちが集い、にぎわう場所を目指しています。
(ひだまり不動産/西岡司さん)
「外観からは『あれ何なんだ?』って。大きな木が見えるし、何か分からない面白さがあるのかなと思う。地域の方も公園のように楽しめる場所でありながら入ってくださった方がここから飛躍していろんな方とお付き合いができて、より一層盛り上げていける、刺激を与えられる場所で、人でありたいなと思う」