【倉敷市玉島】5月15日オープンの「コンテナホテル」と昔から人気の「和スイーツ」　岡山

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今回は倉敷市玉島で、15日にオープンするちょっと変わったホテルと、人気の和スイーツを堪能します。

コンテナを使ったホテル「ブルークワッドホテル倉敷玉島」

ずらっと並んだコンテナ。実は、15日にオープンする「ブルークワッドホテル倉敷玉島」です。
海上輸送用のコンテナを客室に改装しています。

（ブルークワッドホテル倉敷玉島／太町裕二　支配人）
「通常のシティホテルの開発運営を検討していましたが、コロナ禍で再度市場分析を行い、初期投資を約5割軽減でき、場所にとらわれないコンテナを利用したホテルを選択しました。中長期のビジネス利用と観光にぜひお使いいただきたいと思っております」。

客室に使うコンテナは、幅が2.5メートルほどで、奥行が約6メートル、高さが約2.9メートル。
コンテナはタイヤ付きのシャーシに乗せたまま設置しています。しかも、すべてナンバー付。

（ブルークワッドホテル倉敷玉島／太町裕二　支配人）
「昨今自然災害が増えておりますので、災害時には貸し出しができるように考えております。電気やガスなどの設備もワンタッチで簡単に取り外せるようにあらかじめ工夫しております。今後、地元自治体との防災協定などを視野に入れております」

ゆったりしたダブルベッドに、スマートテレビ。長期滞在ができるよう、電子レンジや2ドア冷蔵庫も備えられています。

（ブルークワッドホテル　倉敷玉島／太町裕二　支配人）
「防音にも最善の対策を行い、お部屋の窓も2重サッシに。一つ一つのお部屋が独立しておりますので、隣室の音など全く気にならないようになっております。ビジネスでの利用はもちろんなん、歴史ある倉敷の観光など、幅広いニーズに応えていければと思います」

行列のできるおはぎ専門店「やまと」

江戸時代に港町として栄えた玉島。今でも昔ながらの街並みがいたるところに残っています。
そんな中…オープン前から行節ができているのは、おはぎの専門店「やまと」

（購入者は―）
「SNSで見てて、ずっと来たいなと思っていたので。（Q.きょうは何個ぐらい買う予定ですか？）10～20個ぐらいでちょっと悩んでいる」
「すぐ無くなるので、きょうどうしてもちょっと知り合いにあげたくて早朝から並んでいます。（Q.いつもどのくらい購入するんですか？）40個ぐらいかな」

開店してからも行列が絶えません。午前中には売り切れることも多いそうです。

やまとの味を守るのは、2代目の廣谷正彦さん。

おはぎは「あんこ」「きなこ」の2種類。どちらも1個70円です。

（甘党の店　やまと／廣谷正彦さん）
「（Q.おはぎの特徴は？）うちの場合はやっぱり甘さが控えめなところ。あまり甘くてもちょっと食べづらいし、甘さがなくても物足らないいうのもあるので。調整が難しいんですけど。
（Q.すべて手作業でされてるんですか？）全部手作業です。一個一個全部手なんです。
（1日に何個ぐらい？）2300個ぐらいかな」

もち米の蒸し方にもこだわりがあります。

「コメを蒸して『半殺し』の状態に持っていく。『半殺し』というのは、もち米（を蒸した時に）粒を押さえて半分になる状態です」

おいしさの秘密は「半殺し」。「皆殺し」ではダメと廣谷さんは話しています。

（瀧川奈津希リポート）
「上品な甘さで鼻にふわっと小豆の香りが広がる、そんなおはぎです。お米の粒感はしっかり感じるので、『半殺し』のおかげでおはぎの美味しさが引き立っているんですね」

玉島のソウルフード　夫婦焼「オリンピック商会」

1933年創業のオリンピック商会。名物の「夫婦焼」は、地域によっては「今川焼」「大判焼き」「回転焼き」などと呼ばれる和菓子です。
3代目店主の赤澤正彦さんが、昔ながらの味を守ります。

でも、どうして「夫婦焼」なのでしょうか？

（オリンピック商会／赤澤正彦さん）
「うちのおじいさんが最初に付けて、やったみたいですけどね」

「夫婦焼」はオリンピックのオリジナル。
焼くときに型をパカッと合わせるところが仲の良い夫婦のように感じたことから、夫婦焼と名付けたそうです。

（オリンピック商会／赤澤正彦さん）
「あずきあんと、うぐいすあんの2種類。昔ながらの味を大事にしていて、（特徴は）もちもちっとした表面です」

約90年の歴史を刻む夫婦焼、まさに玉島のソウルフードとも言えます。

（瀧川奈津希リポート）
「（うぐいすあんは）エンドウ豆の甘味がやさしい。あんがとってもねっとりしていますね。生地がもちもちしているので相性抜群です、ほんとにおいしい」