井原市が『丼原市』に!?　個性的な丼が集まる食のキャンペーン【岡山県】

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井原市が食を通じて地域を盛り上げようと、「丼原市キャンペーン」を行っています。

2023年11月10日にスタートし、市内22の飲食店が井原市の食材を使った自慢の丼ぶりを提供しています。

今回は特に個性がキラリと光る3つの丼ぶりを紹介します。

「井原市」→「丼原市」　店の新たな人気メニューにも

1軒目は、割烹・居酒屋やおきです。

井原市でとれた野菜ととり肉を炒めた「ちゃんちゃん焼き」をあったかいご飯にのせた、その名も「ちゃんちゃん丼」を、この丼原市キャンペーンに合わせて新たに考案したそうです。

（やおき / 原田 貴之さん）
「仕出しとか宴会では、ちゃんちゃん焼きを単品で出していたんですけど、丼にするので若干ご飯に下味をつけて濃い目にしています」

味の決め手は、みそとバターの香りが漂う濃厚なソース。
卵とマッチし、ご飯がすすみます！

（やおき / 原田 貴之さん）
「ちゃんちゃん丼は、リピーターの方が多くて、意外と女性の方が多いです。人気の理由は、やっぱりバターかな。　味噌とバターでいい感じじゃないかと思う」

美星町の豚肉とタイの調味料を使ったカフェご飯（丼）

続いては美星町星田の「星空ペンション コメット」の中に、2021年にオープンした「カフェ イルパタタ」です。

（カフェ イルパタタ / 三宅 翔史さん）
「30年以上やっているペンションで、なかなか近隣の地域の方が入る機会が無かったので、こうやってランチをやることでいろんな方に利用してもらえればと思っています」

こちらのイチオシ丼は『美星丼 ガパオ風』です。

（カフェ イルパタタ / 三宅 翔史さん）
「美星町にあるお店なので美星満天豚を使って何かできないかなと思って。スタッフにタイで料理をしていた方がいて、一緒にガパオをやってみようかなという流れで開発しました」

ガパオライスの本場、タイから調味料を取り寄せるなど、こだわって仕上げました。
美星満天豚のほかにも新鮮な野菜や、雑穀米など地元の食材をふんだんに使っています。

ドリンクもセットになっているため、おしゃれな空間でゆったりとランチタイムを楽しめます。

野球少年の心とおなかを満たす、わんぱく丼！

最後に紹介するのは、井原市役所のすぐ横にある居酒屋「登奈利」です。

全長約20センチ、迫力満点のヒレカツに、ビッグなトンテキがど～んと乗った、食べ応えがありそうなこの丼の名前は…「栄冠は君に輝く丼」です！

（登奈利 / 塚村 秀司さん）
「僕の友達のお子さんが野球をやられていて、ご飯を食べに来てくださったときに『お腹いっぱいになるような丼を作ってくれ』っていうことだったんで、思いつきで作りました」

遊び心があるのは、名前だけではありません。

この長いヒレカツは「バット」、トンテキは「グラブ」、真ん中のゆで卵は「ボール」を表していて、あふれる野球への愛に脱帽です！

ヒレカツとトンテキには、美星満天豚を使用。

ソースには酢が使われていて、見た目の印象よりも、意外とさっぱりいただけます。

（登奈利 / 塚村 秀司さん）
「僕としては、学生さんとかスポーツをやっていてもやっていなくても、皆さん食べていただきたいです」

ちなみに、お店で入手できるランチョンマットに注文した丼ぶりを乗せると、まるで漫画から飛び出してきたような、迫力ある写真を撮影できます。

井原市によると、3月以降には「丼原市」の第2弾の企画も準備しているということです。