3000株が咲く「アジサイ神社」と山の中のお菓子屋を訪れる【香川県観音寺市】
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今回は香川県観音寺市粟井町で、梅雨だからこそ楽しめるアジサイスポットと、旬の地元フルーツを使ったカフェを紹介します!
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梅雨の名所へ!地元の人が育てたカラフルなアジサイ神社
観音寺市粟井町の粟井神社(あわいじんじゃ)。
1300年以上の歴史があると言われるこの神社では、約60種類3000株のアジサイが咲いていて、「アジサイ神社」とも言われています。
粟井神社でアジサイが楽しめるようになったのは約40年前。
地域を盛り上げようと地元の自治会が約300株の苗木を植えたのが始まりです。
(粟井町自治協議会/安藤 正則 会長)
「昭和59年ごろに観音寺市内で、いろいろなところに名所を作っていこうと話になり、アジサイは万葉集に歌われている非常に由緒のあるものであるということから植えることになりました」
その後も自治会などが手入れを続け、毎年梅雨には多くの参拝者が訪れるようになりました。
中でもおすすめのアジサイスポットが、神社の裏にある遊歩道です。
遊歩道の左右に色とりどりのアジサイが咲き、木陰をゆっくりと歩きながら楽しむことができます。
(粟井町自治協議会/安藤 正則 会長)
「アジサイの時季になればどうしても雨がつきものですが、神社の境内という独特な雰囲気、鳥居や社殿がある神社ならではの味わいがあると思います」
粟井神社によりますとアジサイの見頃は6月末までとのことです。
山の中で旬のフルーツを使った菓子職人自慢のケーキを堪能♪
粟井神社から車で約10分。
粟井ダム近くの山あいにひっそりとたたずむカフェ、「おかし工房Botan」です。
このお店は旬のフルーツを使ったケーキが自慢で、自然を感じながらゆったりとした時間を楽しむことができます。
取材した日は、この店を目当てに訪れたというお客さんもいました。
(お客さん)
「ずっと来たいなと思っていたんですけど、きょうは(旦那さんが)お休みだと知ったので絶対に一緒に行こうと思って」
「すごくおいしいですね。甘さもちょうど良くて」
(お客さん)
「高知から来ました。インスタとかで見て」
(おかし工房Botan/平口 香織 店長)
「本当に年齢層も幅広くて、よく親子で来られる方がすごく多いですね」
お店のこだわりは「地元の旬なもの」を扱うこと。
季節によって変わるケーキも香川でとれた旬のフルーツを多く使っています。
お店の一番人気が、こちらの「ケーキプレート」!
手づくりのケーキとスコーンにアイスが付いた店長おすすめのプレートです。
ケーキとスコーンはどちらも10種類ほどの中から自分で選ぶことができる、「選ぶのも楽しい」プレートです。
(おかし工房Botan/平口 香織 店長)
「季節ごとの、なるべく地元のフルーツを使って。去年からブルーベリーを使っているんですけれど、イチゴも数年前から農家さんを決めて使っています」
6月から9月が旬だと言われるこちらの大きなブルーベリーは、三豊市の農家が育てたものです。
Q. ところで、なぜこんな山の中にお店を?
(おかし工房Botan/平口 香織 店長)
「そうですね、初めは『道が分からない』とかすごく言われました。もともと主人が粟井町の生まれで、主人が木工所を始めていて、私があとでお店をつくりました」
カフェの横にある「ボタン木工所」は店主の夫である大祐さんがオーナーを務めています。
木ならではの質感を生かした椅子や棚といった家具や小物などが、1つ1つ手づくりで作られています。
カフェの店内もほとんどを大祐さんが手がけています。
(おかし工房Botan/平口 香織 店長)
「景色というか、空気がすごいきれいなので、なんかちょっと香川にいながら小旅行に来た気分になれたり粟井神社や粟井町を知ってもらえたりするので、よかったなと今は思います」
最後に、お店に来たら注目してもらいたいことを平口さんに聞きました。
(おかし工房Botan/平口 香織 店長)
「あ、やっぱり…猫ちゃん(笑)猫ちゃん好きな方がすごく多くて、スイーツはもちろんおすすめなんですけど、外で猫と遊ぶとか、そういう時間も大切にしてもらいたいです。みんな(11匹)飼い猫でちゃんと名前があるので、もしわからなかったら聞いてください」
おかし工房Botan・ボタン木工所
- 住所
- 香川県観音寺市粟井町4190−4
- 電話番号
- 0875-27-8478
- 営業日
- 木・金・土曜日(不定休あり)
- 営業時間
- 午前11時-午後5時 (無くなり次第終了)