海沿いのピザ店や宿泊できる図書館など【香川県さぬき市津田町】がアツい!
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「日本の渚百選」にも選ばれた「津田の松原」があるさぬき市津田地区。
かつては遠洋漁業で栄えた海岸沿いのエリアに今、さまざまな店がオープンしています。
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5月21日オープン 大阪から移住して挑戦するピザ店
PORTO PIZZAを営む店長の折口さん(27)は、さぬき市の地域おこし協力隊員です。
大阪の不動産会社を脱サラ後、さぬき市にやってきました。
(PORTO PIZZA/折口 洋一 さん)
「瀬戸内の多島美とか穏やかな海とか温暖な気候に憧れて。海の透明度と人の優しさに触れてすごくいいところだなと感じました」
折口さんに飲食店の経験はありませんでしたが、挑戦を決めた理由は津田地区に感じた「勢い」でした。
(PORTO PIZZA/折口 洋一 さん)
「すごい活気のある若者が多いなと。これから町を盛り上げるために一緒にやっていくのが楽しいです」
PORTO PIZZA
- 住所
- 津田の松原海水浴場のとなり
- 営業日
- 水・木曜 定休
- 営業時間
- 午前11時~午後6時
- その他
駐車場 :4台
飲食店だけじゃない!津田地区に惹かれて新店が次々と
こちらの藍染め工房は2019年にオープン。
染師の堀尾さん(34)は徳島で藍染めを学んだ後に故郷に戻ってきました。
(天然藍染工房 Khimaira/堀尾 早敏 さん)
「他の町より時間が流れるのがゆっくりで、リラックスができて仕事がはかどるような場所」
このエリアはほかにもスパイスカレー専門店、コーヒーショップ、バー、ゲストハウスなど
多くの出店計画がある今「アツい」場所なんです。
天然藍染工房 Khimaira
- 住所
- 香川県さぬき市津田町津田1391
- 電話番号
- 0879-49-2811
増える店の共通点は? 形を変えていく海沿いのまちなみ
5月4日には9LDKの古民家を改修した「うみの図書館」がオープンしました。
3部屋の客室を備えた宿泊施設と図書館が一体となっています。
発起人は、大阪大学で都市計画を学び地元・津田地区に戻ってきた黒川 慎一朗 さん(24)です。
(黒川 慎一朗 さん)
「漁業が衰退してしまっているという現状がありつつも、その衰退が生んだチャンスが今の津田の海沿いの通りの盛り上がりにつながっているのかな」
実は、この図書館のほかこれまで紹介したピザ店も藍染め工房も全て過去に漁業従事者が倉庫や作業所などとして使っていた建物を改修した店舗です。
(黒川 慎一朗 さん)
「今まで一番多かった漁師さんが、ちょっとずつ引退であったりとか漁をやめたりしていています。例えば飲食店にしたりお店にしたりするのができなかった漁業関係の建物が動き活用できるようになってきたのがポイントかなと」
こちらのグラノーラ専門店を運営しているのは、1957年に創業した水産加工会社・木村水産です。
2015年にグラノーラの製造部門を立ち上げ、2年後にメイン事業を水産加工からグラノーラに転換しました。
(瀬戸内グラノーラファクトリー/木村 加代子 さん)
「数年前の海岸沿いには、水産加工とか加工場がメインで小売りのお店はなかったです。
若い方がやりたいお店がちょこちょこっと増えていて、チャレンジできる町じゃないかなと」
「うみの図書館」を立ち上げた黒川さんは、大学時代に10年後の津田地区について計画を作るなど、まちづくりに熱心な若者の一人です。
24歳ながら、現在は津田地区の活性化を図る協議会の理事も務めています。
(黒川 慎一朗 さん)
「大学時代に考え切ることができたので、まちづくりの次の一手を迷わず打てるようになっているのかなと思います」
黒川さんが考える次の一手は「海岸沿いの移動」
レンタサイクルや電動キックボードなどを設置して、全長1キロほどの海岸沿いを気軽に移動できるようにすれば、全ての店がつながってにぎわいが生まれるのではと考えています。
(黒川 慎一朗 さん)
「お店の連携がカギになってくるのかなと思っていまして、津田地区のお店のどこか1つでも来ていただければ、周りにこんなところがあるんだと知っていただける状況になっていき、町として理想的なのかなと考えています」
うみの図書館
- 住所
- 香川県さぬき市津田町津田 1418
- 営業日
- 火・水曜 定休
- 営業時間
- 午後1時~午後7時
瀬戸内グラノーラファクトリー
- 住所
- 香川県さぬき市津田町津田1325-122
- 電話番号
- 090-4902-7632
- 営業日
- 不定休 ※事前に電話で営業日を確認してください。
- 営業時間
- 平日 午前9時~午後5時