運賃無料のバスと船でお得に本島の旅! 「久福ブルーイング本島」独自のクラフトビールも満喫 香川・丸亀市
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今回は香川県丸亀市で現在行われているお得なキャンペーンを利用して島を満喫しました。
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2月末まで公共交通の運賃が無料!
(野口真菜アナウンサー)
「丸亀港にやってきました。今から船に乗って本島にいってきます!お財布はいりません!」
丸亀市では、2月末まで市内のバスや船など、公共交通の運賃が無料です。
このキャンペーンは物価高騰が続く中で生活を応援しようと丸亀市が1月始めたものです。
丸亀港からフェリーで35分。
瀬戸大橋の西側にある塩飽諸島の本島に着きました。
本島港から海岸沿いに島を一周するように走る本島コミュニティバス。1日5便、運行しています。
もちろんバスも2月末までは…タダです!
バスを降りてまず訪れたのは「笠島まち並み保存地区」。
かつて本島を拠点に廻船業などで栄えた塩飽水軍が大工となって造った美しいまち並みが残っていて、国の重要伝統的建造物群保存地区に指定されています。
有田焼きの贅沢な○○⁉ 築100年を超える「吉田邸」
(吉田邸)
築100年を超える「吉田邸」も「塩飽大工」が手掛けた建物です。いたるところに匠の技が息づいています。
こちらは…
(吉田稔さん)
「お手洗いです。有田焼のトイレなんです」
花の柄が美しいぜいたくな便器。くみ取り式で昔は実際に使っていたそうです。
(吉田稔さん)
「お客さん用に作ったトイレなんです。20~30年は使ってないかな、もう臭くないです」
また吉田邸には貴重な骨董品も多くあります。
中でもこの掛け軸は江戸時代中期の画家、伊藤若冲が描いたもので、1500万円の値がついています。
(吉田稔さん)
「プロの専門家に鑑定していただいたら、本物ということが分かったんです。筋目描きって若冲しか描かない描き方なんです。墨だけでふさふさ感を出してるんです」
細部までこだわりぬいた建築技術と歴史がつまったお宝に出会えました。
続いてもバスで本島の歴史とアートを巡ります。
瀬戸内の恵みのクラフトビール「久福ブルーイング本島」
一休みするために訪れたのは、久福ブルーイング本島。
島の商店だった建物を改修して、2022年11月にオープンした夫婦で営むクラフトビール醸造所です。瀬戸内の恵みを生かした独自のクラフトビールを味わえます。
(久保田宏平さん)
「(本島の)浜辺に自生している『ハマゴウ』という低木の植物の実と花を乾燥させたものを、ハーブのような形でビールに使っている」
(野口真菜アナウンサー)
「一番最初に上質な苦み、その後のまろやかさがくる。香りの豊かさ、ハーブっぽい感じが、後から口の中、鼻の奥にふわっと広がっていく感じ」
ここで造ったクラフトビールは、日本地ビール協会が2月に開いた審査会「ジャパン・グレートビア・アワーズ」で金賞と銀賞を受賞しました。
(久保田宏平さん)
「まったく同じレシピ・条件で造ったとしても、酵母の働きとか熟成具合で最終的な味わいは違いが出てくる。それを逆に楽しんでもらいたい」
(久保田真凡さん)
「ここでできる、ここらしい味が、自分たちで造っていくことができればいいなと」
2月25日には醸造設備を見学したり完成前のビールを特別に試飲したりすることもできます。
交通機関の無料キャンペーンを使う絶好のチャンスですよ!
[店舗情報]久福ブルーイング本島
- 住所
- 〒763-0223 香川県丸亀市本島町泊704-2
- 営業日
- 土日祝日 11:30〜16:30 ※最新のオープン情報はInstagramで
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