参拝客が例年の約5倍“うさぎ寺” 干支のウサギにちなんだ香川県のスポットを紹介!
今回は2023年の干支でもある「ウサギ」にちなんだ香川県のスポットを紹介します。
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大小合わせて16個のウサギ 善通寺市の甲山寺
四国霊場・第74番札所、香川県善通寺市の甲山寺。「うさぎ寺」とも呼ばれています。
その理由が、境内のいたるところにいるウサギたち。
甲山寺にはウサギの形をした瓦や石像が大小合わせて16個あって、全て見つけるのはなかなか大変です。
そんななか目を引くのが「親子うさぎ」と呼ばれるウサギの石像。
ぴょんと跳ねるウサギにちなみ…頭をなでることで飛躍したり、運気上昇したりすると言われています。
でも…なぜお寺にウサギがいるのでしょうか?
(甲山寺/大林教善 住職)
「月光菩薩が手に持っている月の中から飛び出してきたウサギですよという話をするんですよね」
甲山寺の本堂にまつられる「月光菩薩」。
お寺にはこのほかにも手に月を持った「月光菩薩」の絵があります。
この月からウサギが飛び出してきたという言い伝えにちなんで本堂が建てられた江戸時代中期からウサギが置かれるようになりました。
甲山寺によると2023年の三が日は、県内外から例年の約5倍の参拝客が訪れたということです。
ちなみに、参拝客に人気なのが「リボン絵馬」
カラフルなリボンから1色を選び願い事を書き結ぶことで、願いがかなうとされています。
甲山寺ではそのほかにも、物事の始まりを表すとされる「サクラ」と「親子うさぎ」を刺しゅうした御朱印を数量限定で用意しています。
(甲山寺/大林教善 住職)
「飛躍だとか子宝とか家庭円満、というような意味がある。世界中が平和な年でありますようにと1つみんなで力をあわせてやっていきたいと思っております」
ウサギにまつわるスポットは他にも!
12年に1度のラッキーチャンス! 手づくりパンのお店「らぱん」
香川県坂出市にある手づくりパンのお店「らぱん」は、2022年7月にオープンしました。
洋菓子店などで働いていた片岡由貴さんと、趣味で20年以上パンを作っていた母親の京子さんの親子2人で営業しています。
出来る限り手作りすることにこだわっていて、仕込みは午前2時半に始めるとのことです。
(山下佳乃アナウンサー)
「ウサギの形のパン、可愛い!わたしこのハートの目をしたウサギがとてもかわいいです」
お店の1番人気がこちらの「うさぱん」
うさぎの形をしたクリームパンで、中には近くの農家が育てた安納芋が入っています。
「いただきます!やわらかい甘さです。お芋はペースト状になっていて、少し粒感も残っているので食べ応えもばっちりです」
うさぱんを始め店内にはウサギがたくさん。ウサギがいるのにはある理由が…
(手づくりパンのお店 らぱん/片岡由貴さん)
「私がウサギ年っていうのもあって、お店の名前を決めるときにフランス語で『ラパン』っていうのがウサギっていう意味だったので。パン屋さんっていうのがわかるようにしたいのと自分の干支をかけて」
店主の由貴さんは2023年、年女。
ウサギにちなんで飛躍の年を目指します。
「12年に1度のラッキーチャンスでウサギがきました。できることは自分たちでして、1人でも多くの人にらぱんのパンを食べていただいて、おいしかったといただけるように頑張りたいです」