過去最多65万個の明かりが彩る「ウィンター・ファンタジー」国営讃岐まんのう公園 2023/1/9まで
岡山・香川の話題のモノやスポットを紹介する「いまココ!ナビ」。今回は注目のイルミネーションを紹介します。
(山下佳乃アナウンサー)
「こちらには象やキリンなどたくさんの動物がいます。そしてこちらのクジラからは…潮ではなくイルカが出てきています。ユーモアがありますね」
国営讃岐まんのう公園の「ウィンター・ファンタジー」は2022年で17回目。過去最多、65万個の明かりが園内を彩ります。
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スタッフ約10人で1カ月ほどかけて準備
11月21日、まんのう公園では電球の設置作業が進められていました。
(国営讃岐まんのう公園/和光拓さん)
「昼間はこうやって少し(電球を)つけながら設置しています」
電球を設置するのは普段は公園の管理をしているスタッフ約10人。約3万2千平方メートルの広い園内に1カ月ほどかけて電球を取り付けます。
(森川ガーデン 公園管理部/森政司 部長)
「基本的には朝8時から夕方5時の中でやっているんですけど、だいたいここにこの色を入れてこういった描き方をすると『こんなふうに見える』っていう漠然としたのはあるので、それに合わせてイルミネーションを付けている。(Q.色を間違えるということはない?)『あれ何?』っていうのはたまにありますけど、大きくは間違わないように付けていてくれる」
まんのう公園のイルミネーションは、テーマやデザインなどを公園のスタッフたちが中心となって決めています。
(国営讃岐まんのう公園/和光拓さん)
「毎年テーマを決めてからこういうラフ、本当にお見せするの恥ずかしいんですけど、本邦初公開。メモ書きみたいなものからどういうふうにしていこうかと」
イルミネーションのテーマについては、毎年夏ごろから話し合い、ラフ画を描きながらイメージを固めていくそうです。その後配色などを考えて電球の設置の作業に移ります。
2022年のテーマは『Life is Beautiful』
2022年、まんのう公園がテーマに掲げるのが『Life is Beautiful』
(国営讃岐まんのう公園/和光拓さん)
「今年は『Life is Beautiful』ということでテーマにしております。いろいろ暗いニュースが多い中で、暗い方ばかりじゃなくて明るい方を見ていきたいなという」
(国営讃岐まんのう公園/和光拓さん)
「こちらが『繋ぐ』という名前をつけたグランドイルミネーションです」
8人の人が、手をつないだ姿を表現したこちらのイルミネーション。周りにはハートや流れ星などもあります。
(国営讃岐まんのう公園/和光拓さん)
「今、新型コロナとか戦争とかで世界が分裂していると言われていますけど、自分たちの意思で…『繋がる』じゃなくて、『繋ぐ』の方がいいかなと思って。平和の思いを込めた絵です」
「遠くから見たときにアイキャッチ的になるというところと、メリハリがついて一つのアクセントになるかなということで、立体的な作りをしている。『多様性』というところでいろんな形・色があるよという。人種も含めていろんな人がいるよ、というのをものすごくシンプルですけど円・三角・四角っていう形で表現してみた」
ここではイルミネーションを額に見立てて写真を撮ることもできます。
ほかにも「愛情」を表現した一輪のカーネーションや、光が差した空を飛ぶツバメなど、さまざまな光のアートが園内の地形を生かしながら設置されています。
「平べったいところに立体的な絵を描いてもお客さんからはよく見えないというのもあるので、色とデザインと地形などいろいろなことを考えながらやっています」
(森川ガーデン 公園管理部/森政司 部長)
「お客さんが感動できるか・できないかは、パッとついた時にその時の印象というのが全て。毎年絵が違うのでお客様に喜んでもらえる印象を毎年作るというのが難しいところかと思います」
スマートフォンで「ARスタンプラリー」を実施
イルミネーション期間中は、スマートフォンでできる「ARスタンプラリー」を実施。
園内にちりばめられたバーコードを読み取ると「泣いているハート」が現れるので、タップして「笑顔」に変えていきます。
「ウィンターファンタジー」は11月26日~2023年1月9日まで、ライトアップは午後5時から午後9時まで楽しめます。
(国営讃岐まんのう公園/和光拓さん)
「うちの公園、周りに何のライトもないので光1球1球がすごく際立つロケーションで、さらに地形も立体的なので光に包まれるような感覚。いろんな角度・場所からお楽しみいただきたい」