岡山の新しい名物に!桃のチャツネを使った「岡山カレー」 スタンプラリーでカレー店を巡ろう
岡山市の百貨店や商店街などでつくる「OKAYAMAまちおこし隊」が新しい名物をつくろうと、2年前からPRに力を入れているのが「カレー」。
そして今、カレーにまつわるあるイベントが岡山市の40を超える飲食店を巻き込んで行われているんです。
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○○を使った岡山ならではのカレー
イベントの正体を探りに訪れたのは、岡山高島屋の3階にある「城下カフェ」。いち押しは「豚の角煮&8種類の野菜カレー」です。じっくり煮込まれた豚の角煮に、素揚げされた野菜が彩りを添えています。
(在間隆真アナウンサー)
「お肉と野菜のブイヨンがスパイスといい感じにマッチしていて、とてもおいしいです。素揚げされた野菜が乗っているのも彩りだけじゃなくて食感も全然違いますね。少しフルーティーな香りがしたんですけど、何か入っているんですか?」
(城下カフェ/松永野枝さん)
「岡山産の桃を使ったチャツネを入れております」
このカレーに入っているのは、岡山県の特産品である桃に野菜やスパイスを加えて作った調味料「桃チャツネ」。
これをカレーに入れることで深いコクが生まれるそうです。この「桃チャツネ」を使った岡山ならではのカレーを提供する取り組みが「岡山カレー」です。
2年前に始まり、現在は岡山市にある48カ所の飲食店で「岡山カレー」を楽しめます。
(城下カフェ/松永野枝さん)
「岡山産の桃のことを皆さんに知っていただいて、岡山カレーを食べに色んなところから来ていただけたらいいなと思います」
[店舗情報]城下カフェ
- 住所
- 岡山市北区本町6-40 岡山髙島屋3階
- 電話番号
- 086-232-1111(代表)
- 営業日
- 定休日:元日・岡山髙島屋に準じる
- 営業時間
- 10:00〜19:00※食事のオーダーは11:00〜18:00
- SNS
岡山カレーを「岡山に根付く食」に――
そして、「岡山カレー」をさらに盛り上げようと行われているのがスタンプラリー。
岡山カレーを提供している飲食店を訪れ、カレーを食べてスタンプを集めることで抽選でプレゼントがもらえます。
現在開かれている大型観光キャンペーン、「岡山デスティネーションキャンペーン」にあわせて、県内外の人に岡山カレーをPRしようと始まりました。
期間は9月末まで、集めたスタンプの数に応じて1万円相当のぶどうの詰め合わせなどプレゼントが当たります。
岡山カレーの立ち上げ人のひとりで、スタンプラリーの運営にも携わっている「OKAYAMAまちおこし隊事務局」の松野さんに話を聞きました。
(OKAYAMAまちおこし隊事務局/松野理絵さん)
「若い方からお年寄りの方までカレーが好きな方が多くて、さらに岡山市内はカレーを提供しているお店が多いということでカレーを選びました。岡山ってこれっていう食べ物がなかなかないっていうのが実情かなと思っていまして。例えば『香川県だったら讃岐うどん』っていうのがあると思うんですけど、そんな形で岡山に根付く食になればいい。
1店舗1店舗カレーの味が違いますので、岡山のおいしい『岡山カレー』の味を楽しんでいただいて一緒に広めていただけたらと思います」
岡山カレーを存分に楽しめるスタンプラリーですが、在間アナにはある懸念が…
在間アナ「カレーライスばかりだと飽きてしまいそう…」
松野さん「カレーライスだけじゃない、変わり種を提供しているお店もあるんですよ!」
日本酒バーで楽しめる「個性派岡山カレー」
次にやってきたのは、岡山市北区磨屋町の日本酒バー「和酒Bar Iwatsuki」。
店内にはオーナーの岩月さんが岡山県内外の蔵元から取り寄せたおすすめの日本酒が並びます。日本酒バーで楽しめる岡山カレーとは?
その名も「岡山カレーにゅうめん」。お酒を飲んだ後のシメの一杯として注文されることが多いという、この店名物の「にゅうめん」に桃のチャツネを使った岡山カレーを混ぜ合わせました。
(在間隆真アナウンサー)
「最初にスパイスの香りがガツンと来るんですけど、そこからだんだん魚介とお肉の出汁のうまみが広がってきます。奥底の方でほんのりフルーティーな香りもしていますね、にゅうめんとカレーってこんなに合うんですね!」
(和酒Bar Iwatsuki/岩月崇浩オーナー)
「にゅうめんの和風だしに、カレーをどれだけ溶けばいい感じになるのかっていうのは苦労しました。スープカレーでもないし、カレーライスでもない。和風の魚介系の香りもありつつ、ちゃんとしたカレーもあって…というのを1回味わっていただきたいなと思います」
王道から変わり種まで。
個性豊かな岡山カレーを巡ってスパイシーな週末を過ごしてみませんか?