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【三豊市】お酒になりきる!? 酒造体験型ゲストハウス 三豊鶴TOJI

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今回、紹介するのは三豊市のゲストハウスです。
このゲストハウスの売りは「お酒になりきれる」ことなんです。

明治時代に創業した酒蔵を改装したゲストハウス

合同会社 三豊鶴 代表社員 細川貴司さん 

三豊市詫間町の須田港から歩いて1分の場所にあるゲストハウス「三豊鶴TOJI
もともとは明治時代に創業した酒蔵です。
酒蔵は2005年に廃業となりましたが、三豊市の経営者ら5人が合同会社を立ち上げ酒蔵を買い取りました。

そして酒蔵の雰囲気を残しつつ改装し、2020年に1棟貸しのゲストハウスとしてオープン。

酒造りの機械は当時の酒造り職人が実際に使っていたものです。
奥に進んでみると…「わぁすごい!大きい樽がいっぱいありますね」

「だいたい1万リットルくらいのタンクが30弱あります。杜氏さんたちが醸造してお酒造りをしていました」

今回は特別に職人が仕込みをしていた場所に登らせてもらいました。
「こんなに大きかったんだ!」

※特別な許可を得ています

「人が十分入れるくらいの深さがあります」
というわけで…

「かき混ぜてもらってもいいですか?あー!いま発酵しています!発酵させてもらってまーす!」

酒樽の道を抜けた先に、部屋の入口がありました。

土間

「おしゃれなのに懐かしいような味もありますね」
「ここも土間だった場所なんですけども、杜氏さんたちが暖炉を囲みながら、今からのお酒造りのことを語り合ってたんじゃないかなと思って、この場所を語り合える空間にしたいということで残しました」

三豊鶴の職人たちは宿舎に泊まり込み、昼夜問わず酒造りに勤しんでいました。
その宿舎を改装した部屋や中庭には、当時の雰囲気が残っています。

炊事場
縁側

「細川さん…酒蔵の雰囲気は伝わってくるんですが、肝心の日本酒が出てこないじゃないですか!」
「すみません…私たち三豊鶴ではもうお酒造りをやっていなくて、お酒を出すことはできないんです。野口さんにお酒になって帰っていただこうかなと」

お酒になりきる!?酒造工程を体験

そういって案内されたのは…大浴場。

「この釜がもともと、お米を蒸してた釜なんですね。きょうは野口さんにお米として入っていただいて、お酒造りの工程をやってもらいます」


其の一 精米⇒服を脱ぐ

まずは「精米」
身に着けている「籾」という服を脱ぎます。


其の二 洗米⇒体を洗う

次に「洗米」
発酵させる前に体の汚れを落とします。


其の三 蒸米⇒寝湯に入る

そして「蒸米」
菌が繁殖しやすくなるように寝湯につかって体を温めましょう。


其の四 精麹(せいぎく)⇒入浴剤を入れる

三豊鶴オリジナルの酒粕を使った入浴剤を風呂釜に入れます。


其の五 酒母造り⇒入浴剤を混ぜる

仕込み唄を歌いながら、酒粕の入浴剤をかき混ぜます。


其の六 醪造り⇒湯に漬かる

そして体を「発酵」させます。
「はぁ~あったかい!香りもいいし、日本酒に包まれているみたい」


其の七 貯蔵⇒眠る


瀬戸内国際芸術祭が開かれる今年8月から11月には、酒樽が並ぶ道をアートスペースとして一般開放する予定です。
ぜひ立ち寄ってみて下さい。

三豊鶴TOJI(1日1組限定)

住所
〒769-1101 香川県三豊市詫間町詫間5444
電話番号
080-2976-4641
HP
https://toji.mitoyotsuru.com/
その他

■月~木・日 
 5万円(4人まで) 追加:1人7000円
■金土・祝日・祝日の前日
 7万円(4人まで) 追加:1人9000円

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