よみがえる若冲の花

※この番組は終了しました。

番組内容

江戸時代中期に活躍した天才絵師・伊藤若冲(1716―1800)。そんな若冲の傑作絵画「百花図」が香川県琴平町にある金刀比羅宮の奥書院にひっそりと残されていることをご存知でしょうか。若冲ならではの鋭い観察眼で201点もの花が細密に描かれていますが、近年、傷みが目立つようになっていました。そこで、京都の専門業者のもとで1年4カ月かけて修復し、今年4月から金刀比羅宮の奥書院で特別公開されています。(※6/11まで)
よみがえった「百花図」、そして若冲の魅力に香川県在住のフリーアナウンサー・中野美奈子が迫ります!

ナビゲーター

中野 美奈子

中野 美奈子
フリーアナウンサー。1979年香川県生まれ。丸亀高校から慶応義塾大学へ進み、「ミス慶応」に選出。フジテレビのアナウンサー時代には「好きなアナウンサーランキング」で1位に選ばれるなど全国的な人気者に。2012年に退職後、夫の仕事の関係でシンガポールや広島在住を経て、現在は実家のある香川県丸亀市で2児の子育て中。趣味は茶道、写真、スキューバダイビング。

予告動画

伊藤若冲とは

江戸時代中期の絵師。京都・錦小路の青物問屋の長男として生まれ、40歳で家督を譲った後、本格的に絵師の道を歩む。色彩豊かに花や鳥などを描いた花鳥画で知られ、代表作は「動植綵絵」(宮内庁・三の丸尚蔵館)。同時期に描いた金刀比羅宮・奥書院の「百花図」は美しい花々を葉の虫食いまで細密に描いた若冲の代表作の一つ。平成以降に再評価が進み、各地での展覧会では長蛇の列ができるほどの人気を誇る。