番組審議会Corporate Profile

第539回 瀬戸内海放送番組審議会

  • 開催日

    • 2024年2月9日(金) 午後3時~午後4時
  • 内容

    • 報告事項
      放送基準の変更について答申、12月度 視聴者応答状況、その他
      審議テーマ『テレメンタリー2023「解剖録は語る~ハンセン病と遺族~」』
      2023年11月4日(土)午後1時30分~午後2時放送

  • 出席委員

    • <出席委員>
      • 犬養 拓 委員長
      • 泉谷 麻紀子 副委員長
      • 琴陵 泰裕 委員
      • 宮脇 文 委員
      以上4名
      <リモート出席委員>
      • 木下 幸治 委員
      以上1名
      <レポート出席委員>
      • 本田 晃子 委員
      • 茂木 貴慧 委員
      • 松尾 浩紀 委員
      以上3名
  • 主な意見

    • 『テレメンタリー2023「解剖録は語る~ハンセン病と遺族~」』
      • 当時の判断が正しいかどうかは視聴者それぞれに委ねられるはずだが、解剖が不適当であったというストーリーを番組から感じて、視聴者の思考の枠を狭くしているのではないかと感じた。
      • 情報が散らばることなく解剖記録に焦点を当たうえで、様々な立場の人の声を聞いてシンプルな作りになっていたところに好感が持てた。
      • 遺族側の思いをフォーカスするだけでなく、医師側や医学的な知見を入れており、問題を両側から見る良い構成だと思った。
      • 新たな感染症が現れるなど、私たちにとって、「わからない恐怖」はこれからも消えることはないからこそ、医療者もメディアも、正しい情報を提供できるように努めるべきだと改めて考えさせられた。
      • 何のためにこれほど大量の解剖を繰り返したのかという最終的な謎はまだ残されたままなので、この問いに対する回答となるような番組を今後また制作してもらいたい。
      • 公平性のある番組構成で、医師の立場や、その当時に置かれた人たちの立場にも立って、ニュートラルに番組が進んでおり非常に好感が持てた。
      • このように人権が損なわれていた事がなぜ行われていたのかを、我々としてもしっかりと究明、解明し、当時の責任などをある程度は追及していくことも必要だと思う。
      • 番組として多角的な視点を出したいのは分かるが、問題となるフォーカスしたい点が少し曖昧だと感じた。

      以上