人が事業を創る。事業が人を育てる。

テレビ業界の
「前提」を打破する

笠原 慎太郎

2014年4月入社

デジタルプラットフォーム事業戦略ユニット

笠原 慎太郎

Kasahara Shintaro

デジタルプラットフォーム事業戦略ユニット

岡山大学経済学部卒業

広島県出身

報道時代は警察・司法・スポーツの取材や番組制作を経験し、2018年から新規事業開発やウェブサイト運営・デジタル施策を担当

笠原 慎太郎
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「絶対に
やらなければならない」

いくつものアイデアが浮かんでは消えていった。
「テレビ局として、新しい価値を創り出す事業の開発を担当しています。新規事業、テレビを中心としていないビジネスで大きな成功を収めたローカル局は多くはなく、とても難しい仕事。でも、絶対にやらなければならない仕事です」

2018年に経営企画ユニットに配属されて以降、現在のデジタルプラットフォーム事業戦略ユニットに至るまで、通算8年にわたりデジタルビジネス等の開発に携わっている。
民放テレビ局は売上の大半を占めるテレビCMを軸とするビジネスで現状の経営は安定している。
しかし、今後も持続的な経営を維持していくためには、デジタルをかけあわせてメディアとしての在り方を変える挑戦をしたり、収益を多様化したりすることが重要だと思っている。

社外の方からの「どんな仕事をしているんですか」という質問にはうまく答えられないこともある。
成功事例がほとんどないことへの取り組みだから、当然といえば当然だ。

「テレビ局の新規事業といえば、テレビを中心としたものが大半で、デジタルの活用も番組の宣伝やキャンペーンへの活用など、テレビビジネスの補完的な役割がほとんどです。でも僕たちが取り組んでいるのは、デジタルを起点として新たな価値を生み出す事業の開発です」

「悩んで悩んで出したアイデアが実施に至らなかったり、テスト的に小規模に実践しても想定通りの結果とならず、軌道修正したり休止することもあります。苦しいこともありますが、実践の中で得たものは大事な経験として社内で共有し積み重なっています」

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高校生をファンに、
そして新たなステージへ

2023年度からは、自社制作番組「高校生と見つける、私たちのSDGs」(2020年4月~)と番組と連動した高校向けに限定公開しているウェブサービス「探究ネット」(2022年4月~)のプロデューサーとして高校生たちと関わっている。

番組では、岡山・香川の企業や団体、自治体等が実践しているSDGsの取り組みの現場を高校生が取材したり高校生のユニークな取り組みを紹介したりしている。
地域の高校生を主役にすることで、家族や友人を含め地域の人に、地域の将来について一緒に考えてもらうことを意図しているが、一方で、番組出演という「心に残る体験」を提供することで、テレビに親しんでもらう狙いもある。

探究ネットは、番組とデジタルを連動させる新たな挑戦としてスタートしたもの。高校生の学習に役立つ教材として授業で活用してもらい、そこからのKSBのファンを増やそうとしている。

番組の制作現場で高校生と話をしてみると、接するメディアが多様化していることがよくわかる。
テレビをあまり見ていない生徒もいるが、テレビと地域の関わりについて話をしてみると関心をもってもらえる場面は多い。
番組などのコンテンツを通じてファンになってもらうのが従来のやり方だが、一緒に地域を善くする仲間としてファンになってもらうやり方もあると手ごたえを感じている。

「ですが、この取り組みもやはり起点はテレビ番組です。これからは探究ネットをテレビありきのデジタルサービスではなく、どのようにすれば主役にしていけるかを考えていかなければいけないと思っています」

そのヒントが、まさにデジタルプラットフォーム事業戦略という部署名に込められていると、笠原は考えている。

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自分の仕事は
何のためにしているのか

笠原が小学生の頃、学校での話題といえば前日のテレビ番組だった。
テレビ局に入社したのは、そんな話題の中心になるような番組を作りたかったから。
「番組をつくるという形では、自分の目指した姿を実現できているといえます」

一方で、自分の取り組む仕事としては、テレビから離れるものが中心となっている。
自分はいったい何をしているんだろう、と分からなくなることもある。
そんな時、会社の経営理念である「善いことの『ちから』に」という言葉を思い出す。
自分が番組を作って実現したかったこと、現在取り組んでいる新しい事業の開発。
やっていることは変わっても、「善いことの『ちから』に」という目的は共通している。

自分から仕事をつかみ取る人でいてほしい

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これから入社する人には、ただ与えられた仕事をこなすのではなく、「自分からつかみ取る人で いてほしい」と激励を送る。
例えば、報道なら「自分が取材したから他社とは違う記事になった」という具合に、「自分の爪痕を残す人でいてほしい」と話した。
それは、笠原自身が大事にしていることでもあった。
「新しい取り組みは、ある日突然アイデアが降りてくるのではなく、何かできないか考え抜く中から生まれるものだと思います」。
テレビ局の新しい存在意義をつくっていくという大きな問いに、笠原は挑んでいる。

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