2003年入社
東京支社ユニット
岡 薫
Oka Kaoru
東京支社ユニット
東京農工大学大学院農学府修了
東京都出身
報道制作で記者・アナウンサーを経験後に東京支社に異動し、番組制作の経験を生かして、企画や営業を行う。

「東京から
岡山香川を見つめる」
「せっかく番組を見てくれる人に“見てよかった”と思ってもらえる時間を届けたいんです」
そう熱く語るのは、東京支社で企画や営業を担当する岡。
報道の現場で番組制作に携わってきた経験を活かし、現在は東京で広告や番組など、クライアントとともに新しい価値を生み出す仕事に挑む。
報道の現場では、番組作りから「伝える力」を学んだ。
その経験を活かし、現在は東京でクライアントに対して営業や企画提案を行いながらも番組のプロデューサーを務めることがある。
瀬戸内国際芸術祭を追った特番「魔法にかかった島々 ~松山ケンイチと瀬戸内国際芸術祭(2025年9月放送)」や、盲導犬をテーマにした旅番組「佐々木蔵之介の瀬戸内旅with盲導犬 五感で味わう優体験(2024年11月放送)」など――
「人の言葉だけで物語を紡ぐ難しさとの戦いでした。どうやって起承転結をつけ、視聴者の心に届く構成にするか。たくさん悩みました」
出演者一人一人が自然体で発した言葉をまとめて一つの物語として紡ぎあげていく、そんな難しさがあったという。
「魔法にかかった島々」では、映像の色味にもこだわり、色彩調整にも初めて挑戦した。
「色ひとつで印象がまったく変わります。派手な演出ではなく、現場で出会った人の“生の想い”が伝わる映像を目指しました」
さらに「取材した内容は泥臭くて派手さはないけど、 地域の魅力ー都会にはない良さを視聴者に気づいてもらえるような番組を作りたいんです」と番組制作への思いを語った。

「聞く力が
信頼を生む」
現在は東京支社で企業や自治体と一緒にマーケティング企画をつくる仕事を担当している。
番組制作の現場からマーケティングを企画する場へ――まったく違うように見えるが、岡の中では一本の線でつながっている。
「どんな仕事でも、“なぜそれをやりたいのか”を一番に聞くようにしています。クライアントがうまく言葉にできない時は、一緒に考えて探す。報道時代の“聞く力”が今の企画営業にも生きています」
クライアントから出てきた言葉をただ形にするのではなく、その奥にある想いをくみ取りながら、企画の提案を心がけているという岡。
「東京では、全国規模の企業やナショナルクライアントの方々に直接会える機会があります。“ものづくりの情熱”に触れられるのは大きな刺激ですね。地方とは異なるスピード感や視点を学びつつ、岡山香川の魅力をどう発信していくかを考えています」

リーダーシップは
熱意から生まれる
岡は控えめに「自分はリーダータイプではない」と笑う。
しかし、岡の「作りたい」という想いに火が付くと、気が付けば周囲を巻き込み、様々な障害を乗り越え、想いを形にしていくリーダーシップを発揮している。
「どうしても作りたい企画があれば、スタッフに対して『作れないとは言わせない』と思っています。会社という枠を超えてでも実現する、そんな気持ちで仕事をしています」
ただし、自分の「作りたい」という想いだけで物事が進むわけではない。
制作費を提供してくれるクライアントや、番組の放送時間を決める自社の編成担当など様々な人に対して自分の想いに共感してもらえるように説明する。
「これができるのは、番組制作と営業の両方の経験がある私の強みだと思います」
スタッフやクライアントとの関係も、肩書きにとらわれない。
「公私を問わず、いろんな人と関わることで新しい発想が生まれます。人とのつながりが、地域を元気にするきっかけになると思うんです」
背中を押してくれる会社

KSBの社風を尋ねると、岡は少し笑ってこう答えた。
「“とりあえずやってみなはれ”という雰囲気があります。報道でも営業でも、ジャンルを超えて挑戦できる。やってみたらいいよと背中を押してくれる人がたくさんいる会社です」
岡が大切にしている言葉がある。それは、報道時代の上司から何度も言われた「で、あなたは何を面白いと思ったの?」という問いだ。
「現場で自分が心から面白いと思えないものは、視聴者にも伝わりません。自分の感覚を信じる――それがKSBの文化だと思っています」
最後に、就職を考える学生へメッセージを尋ねると、こんな答えが返ってきた。
「やりたいことがすぐに見つからなくても大丈夫です。目の前の仕事を一つひとつ丁寧にやっていく中で、“これだ”と思える瞬間がきっと来ます。その瞬間を楽しめる人は、きっとこの仕事に向いていると思います」
東京で働きながらも、岡の目線はいつも岡山香川へ向いている。
地域の人々の“想い”をかたちにし、未来へつなぐ――その熱意こそが、彼女のものづくりの原点だ。







