1982年から活動を開始し、瀬戸内海最大規模の海浜植物群落がある観音寺市の有明浜で、海浜植物の保護や清掃活動に取り組んでいる。会員は約60名。月一回のペースで、観察会や講演会を行う等、生物多様性保護の普及啓発活動も行っている。活動の成果として、アサギマダラという長距離を移動する希少種の蝶が有明浜や伊吹島で生息するようになった。アサギマダラが好むフジバカマを栽培し続けてきた結果であり、今では約200匹のアサギマダラを観察できるまでになった。観察する会ではさらに多くの生物を有明浜に呼び込めるようにする方針。このように観察する会では、貴重な海浜植物群落の保護や景観を損なう海ごみの清掃活動に努めるなど、幅広い活動を通じて市民の間に自然への理解がより浸透するように貢献してきた。 |