財団の活動報告

児童・生徒環境美化絵画・イラスト展　2010年11月4日（木）

香川県内の小中学生を対象に、環境美化を訴える絵画・イラストを募集。
高松市役所1F市民ホールにて、絵画・イラスト展が開催されました。

児童・生徒環境美化絵画・イラスト展　表彰式および審査結果


今、日本の各地で話題になっている棚田の復活をテーマにして取り組んだように見えます。私達が大切にしなければならない身近なテーマを美しい棚田の風景で訴えています。
	1つ1つのものがとてもリアルに丁寧に描かれ、彩色される作者の高い技術、能力には感心させられました。これだけの多くのものを入れながらも画面構成と色合いをよく考えて、とても見やすくアイディアに富んだ作品としています。見る者にとって環境を、エコを考えさせる作品となっています。



素晴らしい海の中の世界。悠々と泳ぐ大きな海亀や色とりどりの魚が、透き通るブルーの中でそれぞれが生きている様子が巧みに描かれています。そして、このような世界実現のための、地球から元気な芽を伸ばせるような人間の知恵が求められているようです。	大きな木3本を、少しずつ色合いを変えどっしりと描き、まわりには小さな木をしっかりと描き、奥行きが感じられます。その樹の前に立つ3人の子供たちがとてもかわいらしく生き生きと描かれ、見ている人の心を和ませてくれる作品となっています。クレパスの色を上手に使い分けとても丁寧にしっかりと塗っていて色合いがとてもきれいです。


	色々な海の生き物や地中の色とりどりの貝のようなものが描かれ、海の中がまるで宝石箱のようです。海の中の生き物の表現も笑っています。海の中にいる人、きっと作者の善生さんだと思いますが、ふき出しのハートがとてもかわいらしく、この作品を観ている人もこんな世界があれば楽しいだろうなと思わせる、とても夢のある作品に仕上げています。
すいすいと泳ぐ魚の群れや大きなマンタや海亀・くらげ等が巧みに配されて奥行きと動きのある空間をうまく表しています。こんな素晴しい世界を取り戻そうというメッセージを感じます。



背景の水色のグラデーションがとても効果的で、魚たちをひきたてています。背景の方向と魚の方向が垂直に交わり遠近感のあるよく考えられた構図となっています。また、小さな魚たちの描画も細かく、背中に塗られたあい色が効果的で、全体をひきしめた感じにしています。	屋久島の縄文杉のような大きな樹木の姿を淡い点描の技法で描き、その素晴しい生命感をすみわたった青空が包み込むような姿で描かれています。そして、その足元の小さな花々のように大地がみどりであふれる世界になることを強く願う気持ちを表したのでしょう。


	4年生と思えない細かな描画には驚かされました。その細かな描写に合わせて色合いや濃淡を工夫して、質感や様子がより現れるように、丁寧に彩色されていることにも感心しました。
赤で描かれたハート型の花や色鮮やかに描かれた不思議でおもしろい生き物や家で街があふれ、見ているだけで心暖かく楽しくなる作品です。1年生ながらもとても根気よく彩色し丁寧に仕上げられています。


	きり絵の技法とにじみ、ぼかしの技法を上手に使っています。また、あざやかな色彩の対比でよく目立つように構成されています。そして、「みどりを大切に育てよう」というメッセージを端的に表しています。
身近な学校生活の中で実践できるテーマを取り上げ、その活動に取り組む姿を3人の女生徒の花壇の中での作業で具体的に表しています。

たくさんのご応募ありがとうございました。
たくさんのご応募ありがとうございました。

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