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新人歌手のプロデューサーは小学生!? 音楽業界の仕事を体験 高松市

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 高松市の小学校で音楽業界の仕事を体験する授業が行われました。子どもたちが挑戦したのは新人アーティストのプロデュースです。

(児童の発表の様子) 「キャッチコピーは『スマイルこれでいいのだ』です。わけは、スマイルでいれば悩みも吹っ飛ぶと思ったからです」

 授業を受けたのは高松市立東植田小学校の5、6年生12人です。  児童は事前にレコード会社の仕事などについて担当者から学んだあと、グループに分かれて新人アーティストをプロデュースする企画を考えていました。

(野口真菜リポート) 「子どもたちは音楽プロデューサーになりきって企画を発表しています。画面越しの先生からの質問にも堂々と答えています」

 新人アーティストは実際にデビューする女性です。  児童たちはキャッチフレーズなどを提案し、担当者からアドバイスをもらったり、仕事について質問したりなど熱心に取り組んでいました。

(児童はー) 「服装をこんな色にした理由とか、どんな人をターゲットにするかを発表しました」 「いつもはデジタルというか、通信ではあまり発表したことがないので楽しかったです。やっぱりプロの人はすごいと思いました」

 この授業は小中学生向けのキャリア教育を行う静岡県の一般社団法人「プロフェッショナルをすべての学校に」が、ソニー・ミュージックエンターテインメントと共同で企画したもので、地方や離島の学校の教育格差を減らすことを目的に行っています。

 5年生の担任の呼びかけで企画に応募したことで、香川県で初めての実施となりました。

(「プロフェッショナルをすべての学校に」/安永太地 事務局長) 「多様な方との出会いのような場の提供だったりとか、今までやったことない取り組みっていうのを、まずやってみるっていうことだけでも、すごい大きなステップだったんじゃないのかなと思います」


 高松市は2018年度から情報教育の推進に取り組んでいます。  東植田小学校は4年前からパイロット校としてICTを導入していて、授業では電子黒板を使用し、全校児童に1人1台タブレット端末を配布しています。

(高松市立東植田小学校/陶山美鈴 校長) 「ここは中山間地区で、多様な働き方を見ることがなかなか難しいんです。ICTを活用して企業の方と触れ合うことで子どもたちに広い世界を見せてあげたい」

 高松市ではこれまでに電子黒板を小学3年生以上のすべての小中学校の教室に設置したほか、タブレット端末も3000台以上導入していて、6月の補正予算でさらに児童生徒の3分の2に導入します。

 今後、2023年度をめどにICT環境の整備をすすめていく方針です。

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