自分と違う人や文化を
取材できる楽しさ

報道クリエイティブユニット
村主 直人

異なる文化圏を知り、伝える

テレビ業界に進もうと思ったきっかけは2つあります。
1つ目は大学の長期休みの度にやっていた海外旅行、いわゆるバックパッカーです。ケニアやタンザニア、エチオピアといったアフリカの国や、ブラジルやアメリカなどを訪れ、1ヶ月ぐらい現地の人と同じような生活を送っていました。その後、大学院に進学し文化人類学を学びました。自分とは違う環境で生活する人たちが、どんな文化を持っていて、どんなことを考えているのかを深く知りたいと思うようになったのがテレビ業界を目指したきっかけの1つです。
2つ目は学生の頃に映画館によく通っていたことです。そこでドキュメンタリー映画をみるのにハマって。漠然とですが、「自分もドキュメンタリーを作ってみたい」と思うようになりました。その頃に、KSBの報道の満田さんが「クワイ河に虹をかけた男」を制作したことを知りました。
院を卒業後、ドキュメンタリーを制作している地方局を中心に就職活動をし、KSBに入社しました。生まれ育った東京から香川に引っ越してきたのですが、とても海と山が近くて開放感があって…ほとんど平地なので、地元で「腰が重い」で有名だった僕ですがフットワークがかなり軽くなりました(笑)。

ニュースの伝え方は十人十色

記者の仕事は先輩に手取り足取り教わるというより、自分で感覚を掴まなければならないことが本当に多いです。特にKSBは「こんな出来事がありました」と淡々と事実を伝えるよりも、取材した記者が現場で感じたことを深く掘り下げることが求められていると思います。なので、原稿をチェックするデスク(上司)から「村主くんはこのネタにどんな興味を持って、どう感じた?」と問われることも。でも、その掘り下げ方はきっと記者によって違っています。記者の先輩方も、普段新聞を読んだり取材先の人と話をしたりする中で、気になっていることをニュースに結び付けています。これが絶対正しいという「答え」はないので、それぞれの持っているアンテナを生かした掘り下げ方を掴むことが、記者として大事なポイントだと思います。
それから、原稿を書くことに慣れるまではOAに間に合うかどうかの焦りとの戦いでもあります。1分1秒でも早く、原稿を書き上げたいと思っているのですが、焦ると誤字脱字が増える…なんてこともよくありますね…。

初めてのドキュメンタリー番組制作

入社1年目にも関わらず、55分番組のドキュメンタリー「報・動・力 じぶんと地域を好きになる~小学生がニュースを演劇に~」の制作に携わることができたのは本当に貴重な経験だったと思います。この番組では子どもたちが瀬戸内海の島に住む人の日常を取材してそれを演劇にするところまでを追いかけました。撮影(部分的に)から編集まで行ったのですが、撮影した素材を繰り返し見ると、新しい発見があったりして「どんな原稿にしようか」とワクワクしながら仕事ができました。

たくさんの子どもたちがいたのでどの子にスポットライトを当てて、どのようにストーリーを伝えるか、出てくれる人の気持ちや思いをわかりやすく伝えることに重きを置いて制作するよう心がけていました。
取材を一通り終えた後に取材対象者の子どもたちが演劇を好きになって習いごととして始めたと聞いた時は嬉しかったですね。今後もチャンスがあれば、ドキュメンタリーの番組の制作がやりたいです。

KSBはチャンスの宝庫

KSBは入社年数に関係なく、やりたいと思ったらやらせてくれるという環境があります。今回初めてやったドキュメンタリー番組もそうです。他社の同期と比べても、チャンスはかなり多いと思います。もちろん、世に出る時に視聴者にきちんと伝わるものを作らないといけないという緊張感はあるんですが、このネタを取材したいと提案したら「やってみな」と上司が背中を押してくれることが多いです。外国人の子どもたちが日本の学校でどのような日本語教育を受けているかに関心があったのですが手を挙げたらすぐに取材させてくれました。
報道の先輩には、「面白さ」を大事にしている人が多いので、掘り下げ方が足りないと「つまらん」とつっこまれます。そのため、僕は取材中に自分がなるほどと思ったことを原稿に書くように意識しています。ユニバーサルデザインについての取材を行ったときには、「車道と歩道を分ける段差は車椅子の方にとっては乗り越えるのに不便でも、視覚障害者の方にとってはその境を認識するために必要なもの」だと聞いて、その話を原稿に盛り込みました。
僕は普段自分だけでは思いつかなかったり身近にあるけど気付かなかったりする「こと」や自分とは違う立場の「ひと」に興味があるのでこれからもそういった取材をどんどん続けて自分の色を出しながら成長していきたいです。

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プロフィール

2019年入社/東京都出身
首都大学東京大学院 人文科学研究科修了

警察司法担当として日々のニュースを追いかけつつも、人にとても関心がありドキュメンタリー志向が強い。自分と異なる人を取材するのが好き。現在の目標は長編ドキュメンタリーにもっと取り組むこと。

とある1日の仕事の流れ

8:30
出社、朝刊各紙チェック
9:00
昼ニュースの取材
10:30
原稿作成・編集
12:00
昼食(うどん)
13:00
夕方ニュースの取材
16:00
原稿作成・編集
18:15
夕方ニュースOA業務
19:00
ミーティング
19:30
翌日取材の準備・資料整理など
20:00
退社