- KSB放送日時
- 7月12日(土) 午後1時30分~
※各地域の放送日時は、テレビ朝日テレメンタリー2025のHPでご確認ください。
老いなどをテーマにする劇団の看板俳優、岡田忠雄さん。
かつて認知症の妻の言動を「受け入れる演技」で介護の苦しみから救われた。
99歳で舞台に立ち、見せる「輝き」とは──
かつて認知症の妻の言動を「受け入れる演技」で介護の苦しみから救われた。
99歳で舞台に立ち、見せる「輝き」とは──
番組内容


岡山市の岡田忠雄さん、99歳。老いなどをテーマに活動する劇団の看板俳優だ。
本格的に演劇を始めたのは88歳のとき。きっかけは、同い年の妻の認知症介護だ。日記に「殺してやろうか」と書くほど妻の理不尽な言動に苦しんでいた岡田さん。その介護を救ったのが、俳優で介護福祉士の菅原直樹さんが伝えた「ぼけを受け入れる演技」だった。壊れかけていた夫婦の関係はもう一度、笑い合えるものになった。


菅原さんが立ち上げた劇団での活動を通じ、いつしか舞台が岡田さんの生きがいになっていく。介護を続けた妻がこの世を去り、自身も脳梗塞で入院するなど、老いは深まるが、それでも言う。「命の限り、舞台に立ちたい」。ぼけも、老いも、できなくなることを全て受け入れることで見えた「人生の輝き」とは。
ナレーション

奥貫 薫
1970年生まれ。東京都出身。89年、映画『バトルヒーター』でスクリーンデビュー。その後も数々の作品に出演し多方面で活躍。近年の主な出演作に、ドラマ『西園寺さんは家事をしない』(24年)、『顔に泥を塗る』(24年)、『PJ~航空救難団~』(25年)、舞台『No.9-不滅の旋律-』(24~25年)などがある。
KSB制作『演じて看る~91歳 認知症介護を救った演劇~』(18年)、『続・演じて看る』(19年)でもナレーションを務める。