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「KSBセレクション」は毎月第2日曜日 深夜1時10分から放送中

KSBセレクションとは・・・

KSBが制作した作品の中から、受賞作品や反響の大きかったものを厳選して放送。
どの作品も制作者が熱い思いを抱き、独自の視点で迫った珠玉の一品です。

3月19日(日) 深夜1時10分から放送再放送:3月28日(火) 深夜2時25分から放送

患者は殺人犯になった~香川通り魔殺人 遺族の10年~

一次放送日
2016年4月17日(テレメンタリー2016)
受賞歴
テレメンタリー クール優秀賞

制作者より

殺人事件の翌日、容疑者と遭遇し警察に通報。長く事件報道に携わっていても、めったに体験することがない出来事をきっかけに、10年以上にわたって取材を続けてきました。
その中で強く感じるのが、突然息子を失った矢野さん夫妻の「執念」です。自分たちで裁判資料や看護記録、薬剤処方などを分析・検証し、真実を明らかにしようと奮闘してきました。その原動力となったのは何なのか?そして、こうした悲劇を繰り返さないために必要なことについて考えながらご覧いただければと思います。

(取材・構成 山下洋平)

番組内容

2005年、高松市香川町のレストランの駐車場で、昼食を終えた矢野真木人さん(当時28)が、見ず知らずの男に包丁で刺され死亡した。
翌日、事件現場を取材していた記者の前に現れたのは「あずき色のジャンパーを着て、頬に傷がある男」。近くの100円ショップで包丁を購入する姿が目撃され、警察が探していた。

記者の通報がきっかけで逮捕された男(当時36)は、統合失調症を患い、現場近くの病院の精神科に入院中だった。事件は、社会復帰に向けた訓練の一環として、病院の許可を得て一時外出したわずか20分後に起きていた。

「息子はなぜ死んだのか?」。
加害者の男に懲役25年の判決が出た後、矢野さんの両親は病院の管理責任を問う民事裁判を起こした。

執念の調査で浮き彫りになってきた治療の実態。裁判で焦点となったのは、テレビカメラがとらえていた男の“頬の傷”だった。
遺族の10年と裁判の行方を追った。

※番組内容は取材当時のものです。