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漫才コンビは現職の警察官…特殊詐欺の防止を呼びかけ 岡山

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 漫才コンビが誕生しました。31日、岡山県倉敷市でデビューした漫才コンビ。2人は市内の交番に勤務する現職の警察官です。

(記者) 「特殊詐欺をより面白く伝えようとデビューした相談させ隊ブラザーズ。若手警察官による漫才に会場も見入っています」

 倉敷警察署が高齢者の特殊詐欺防止を呼びかけるために結成しました。31日は「オレオレ詐欺」をテーマにした漫才を披露しました。

(漫才) A(おばあさん)「最近特殊詐欺が増えとんで、ちゃんと本人か確認せぇ言われた。 合言葉を決めたじゃろ」 B(犯人)「合言葉…えっ!?」 A「あばあちゃんがお弁当に入れてあげたおかずじゃ。タコさんウィンナーとか、玉子焼きとか」 B「玉子焼き、おいしかった」 A「おいしいおいしい言うてくれてな、おばあちゃんうれしかった」 B「おいしかった」 A「あーうれしい。お前の声に間違いないわ。100万円振り込む…」 B「ちょっと待てーー。合言葉になってない!」

 去年、岡山県では特殊詐欺の認知が191件、約5億5230万円もの被害がでています。  このほかにも特殊詐欺だと気づいていない、または被害届を出していない人がいる可能性もあり、被害はさらに多いとみられています。

(漫才を見た人は―) 「よかったですね。分かりやすくて。若い人がああやってしてくれたら頼もしく感じます。」 「私もこの間市役所(を名乗る人)から電話がかかってきて、名字言わないのに向こうが知ってて出たんですけど、違う名前を言われたのでこれは違うなと思って切りますねと言って切りました」

 31日デビューした「相談させ隊ブラザーズ」は、これからも要請があれば漫才などで特殊詐欺防止を呼びかけていくということです。

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