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「刑務官の服を着た人形」高松刑務所でパワハラ・セクハラ 休職の女性職員が国を提訴

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 高松刑務所に勤務していた女性職員が、上司のパワハラやセクハラで休職を余儀なくされたとして、国を相手に約620万円の損害賠償を求める訴えを起こしていたことが分かりました。

 訴状によりますと、女性職員は2013年4月、勤務していた高松刑務所で女性上司から「お前は刑務官の服を着たお人形さんだ」などと叱責されました。  また、同じ年の12月に開かれた忘年会の後では、男性上司から「魅力を感じる」などと言われて手を握られたりキスをされたりしたということです。

 女性職員は翌年、うつ病と診断されて休職に追い込まれ、2015年4月には自殺未遂をしました。今年4月に別の刑務所に異動となり職場に復帰しています。

 女性職員は「パワハラやセクハラで休職を余儀なくされた」として、今月5日付で国に約620万円の損害賠償を求めて、徳島地裁に提訴しました。

 高松刑務所は「訴状の内容を検討した上で適切に対応したい」とコメントしています。

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