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産廃の再調査を開始 不法投棄跡地から相次ぎ産廃見つかる 香川・豊島

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 香川県豊島にある産業廃棄物の不法投棄現場の跡地から、新たな産廃が相次いで見つかった問題で、香川県は、他にも残っていないかを確認するための調査を始めました。

(記者) 「産廃の再調査は午前10時前に始まりました。現在、重機が土を掘り起こしています。ここから向かって右側に筋状に掘削していきます」

 再調査の対象となるのは、香川県土庄町豊島の処分地、約6.9ヘクタールのうち、これまでに深く掘ったことがないエリア、合わせて約1.7ヘクタールです。

 香川県は、公害調停の期限の去年3月末までに不法投棄された約91万トンの産廃の撤去を完了。ボーリング調査などの結果、産廃は残っていないとしていました。

 しかし、今年1月におよそ85トン、2月におよそ30トンの汚泥が相次いで見つかったため、再調査を決めました。再調査では、幅1メートル、深さ2メートルの溝を4メートル間隔で筋状に掘り、産廃があるかどうかを目視で確認します。

(香川県廃棄物対策課/中塚久善 室長) 「仮に廃棄物が見つかった場合につきましては、直ちに掘り上げまして性状を確認して適切に処理していきたいと考えております」

 再調査は、早ければ約1カ月で、遅くとも6月末までに終わる見通しです。事業費は約700万円で県が全額を負担します。

(廃棄物対策豊島住民会議/安岐正三 事務局長) 「1区画1区画、わからないところを(産廃が)ないとかあるとか何があったのかということでつぶしていくということですね」

 1月と2月に見つかった汚泥の処理方法は依然として決まっていません。

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