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がん手術後に右腕に神経障害 損害賠償請求訴訟で香川大学側は争う姿勢

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 香川大学医学部付属病院でがんの摘出手術を受けた男性が右腕に神経障害が残ったとして、損害賠償を求める裁判が高松地方裁判所で開かれました。香川大学側は争う姿勢を示しました。

 2012年2月、高松市の60代の男性が香川大学医学部付属病院で胃がんの摘出手術を受けました。手術の後、男性は右腕にしびれや痛みが残る神経障害を発症しました。そして痛み止めの薬の副作用で車の運転ができなくなり、配達の仕事を解雇されました。

 男性は「執刀医が事前に障害が残る可能性を説明せず、長時間にわたって不適切な体位で手術した」として、香川大学に慰謝料など約1700万円の損害賠償を求めています。

 高松地裁で3日、第1回口頭弁論が開かれました。この中で香川大学側は「手術の体位の設定に過失はなく、説明義務もなかった」として争う姿勢を示しました。

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