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国管理で全国2例目 高松空港「民営化」スタートでどう変わる?

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 新たな民間空港としてテークオフです。高松空港の運営が4月1日、民間に委託されました。「民営化」によって空港はどう変わるのでしょうか。

(記者) 「国内線の搭乗待合室です。これまではあちら側に向いたイスがずらりと並んでいましたが、リニューアルしてイスの種類が増え雰囲気も変わりました。さらに、貴賓室として使われていた場所を整備してスペースを広げました」

 民営化に合わせて高松空港は4月1日、施設の一部をリニューアルしました。  国内線の到着ロビーには、高松空港と四国の観光地などとの距離を示した地図を設置しました。また、団体客の控え室だった場所を整備し、国際線の免税店の売り場面積を広げました。さらに駐車場の事前精算機も新たに設置しました。

(利用客はー) 「新たなスペースもありますしいいと思います」 「食事するところだったりお土産なんかも充実したらいいんじゃないですか」

 国が管理する高松空港はこれまで滑走路や駐機場は「国」、商業施設が入る空港ビルは香川県などが出資する「第三セクター」、駐車場は「一般財団法人」がそれぞれ別々に運営していました。  しかし、三菱地所などで構成する高松空港株式会社に運営を委託することになり、4月1日から一体的な運営を始めました。  国が管理する空港の民営化は仙台空港に続いて全国で2例目です。

(石井啓一 国土交通大臣) 「高松空港を拠点として、香川県のみならず四国・瀬戸内エリア全体の活性化につながることを期待をしております。全国の空港のモデルケースとなることを期待をしておるところでございます」

 民営化によって空港経営の効率化や利便性の向上が期待されています。  格安航空会社、LCCのジェットスター・ジャパンは利用客の増加を見込んで3月25日から高松・成田便を増便しました。


 高松空港株式会社は5年間で総額74億円をかけて設備投資を行う計画です。  施設の新設や増改築、航空会社が空港に支払う「着陸料」の見直しなどにより、複数のLCCの拠点化などを進め、現在の7路線から13路線まで増やす考えです。  また、商業施設の改修や駐車場の拡大などを行い2016年度に約188万人だった旅客数を2032年度には307万人まで増やす目標です。

(高松空港株式会社/渡部哲也 社長) 「地域の交流人口を増やすそれが大事なことだと思っています。空港はその一翼を十分担えるというふうに思っています」

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