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多数の報告書に同じ文章も…岡山県議の視察 知事「大事なこと」

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 岡山県議会議員の海外視察の報告書にインターネットから写したような文章が多く登場するなど、視察の意義が問われている問題です。  岡山県の伊原木知事は「県民に理解が得られるやり方は必要」としながらも、議員の視察自体は「大事なことだ」と述べました。

 岡山県議会議員13人は、2016年11月、10日間の日程でアメリカ視察を行い、それぞれが報告書を提出しました。多くの報告書で、視察先の概要などは同じ文章が記載されていて、打ち間違えたとみられる部分も共通していました。また、インターネット上からそのまま写したような文章も多くみられました。

 伊原木知事は会見で、「同じ行程である以上報告書が似ることは当然」とした上で、議員の海外視察には一定の意義があると話しました。

(岡山県/伊原木隆太 知事) 「最終的に(議案を)承認していただくのは議員1人1人ですので、そういった方々がいろんなところに出向いて体感していただくのはありがたいこと。ただ当然、原資が税金ですので県民の理解が得られるやり方は必要だと思います」

 一方、視察に参加した県議らは「アメリカ視察の前には研修会を開くなど様々な準備をして行った。報告書も充実した内容になった。」「インターネットで公開された文章を参考にするのは問題ない。」などと話しています。

(アメリカ視察に参加/伊藤文夫 県議) 「(報告書を)作るときには、ネットの社会ですから参考にすることはあると思う。どういう成果があったかを文章にしたわけですから、それなりに意義があると思います」

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