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〈新型コロナ〉ごみ袋に「ありがとう」…家庭ごみ急増と闘う作業員に感謝のメッセージ 高松市

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 新型コロナウイルス感染の心配と闘っているのは医療従事者だけではありません。高松市で家庭ごみを収集する作業員たちに、感謝やねぎらいのメッセージが数多く届いています。

(中濱綾那リポート) 「4月の終わりからきょうまでに、約50件ほど作業員に対する感謝のメッセージが届けられているということです」

 高松市の環境業務センターが集めたごみ袋に貼られていた手紙や、直接住民から届けられたメッセージには、「ごみ回収担当の職員の皆さん本当に有難うございます」「収集員様いつもありがとうございます」など、感謝の言葉が綴られています。新型コロナウイルスの感染リスクとも向き合う作業員たちの士気が高まるように掲示しています。

 最初に手紙が見つかったのは4月30日頃。その後、各地で作業員が目にするようになりました。  ごみ袋に貼られたものは持ち帰り、集積場に貼ってあるものは写真を撮っています。

(作業員はー) 「きのうは手渡しで(手紙を)渡された。大変な時ですけれども(手紙を)もらえたことは仕事の励みになりました。マスクのごみが、ごみ捨て場にそのまま通りすがりで投げられたようなものも落ちているので、きちんと(袋で)縛って捨てていただけたらと思います」

(高松市環境業務課/川西克彦 業務長) 「衣類については海外の方に運ぶんですが、停滞しておりますので自宅で預かっていただくよう周知させていただいている状況です」

 新型コロナウイルスの影響による自粛生活で、部屋を片付ける人が増えたことや外食が減ったことで家庭ごみは急増。高松市では例年に比べて2割程度増えていて、作業員の負担が問題になっています。

 また、廃棄物を処理する人への感染防止のために市は、鼻水などが付着したマスクやティッシュなどのごみを捨てる時は、ごみ袋をしっかりしばって封をするよう呼びかけています。


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