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「優しい気持ちで送って」地元の花で卒業生を笑顔に 西日本豪雨被災者らがスイートピーの花束作り 倉敷市真備町

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 2018年、西日本豪雨で被災した倉敷市真備町の中学校の卒業式に向けて被災者らが11日、スイートピーの花束を作りました。

(発案者/木谷倍三さん) 「真備中の生徒が75名、東中の生徒さんが132名。合わせて207名分」

 花束作りは西日本豪雨で被災した会社員の木谷倍三さんが呼び掛けたもので、倉敷市真備町の被災者と支援者約10人が集まりました。

(記者) 「こちらは色とりどりの2000本を超えるスイートピーです。これから10本ずつ束ねて花束にしていきます」

 スイートピーは、真備町の隣にある船穂町で育てられたもので、この企画は地元の花で卒業生を笑顔にしたいという思いで2019年始まりました。

 参加者は思い思いの色を選び、丁寧にラッピングしていました。

(参加者はー) 「卒業するお姉ちゃんたちに優しい気持ちで送ってもらえたらいいなと思って」 (参加した小学生はー) 「ママが花束作るのがあるけん楽しいけん行ってみようやって言ったから。小学生の時にいつも優しくしてくれてありがとうって渡したりしたいな」

 思いが込められた花束は、早速真備中学校と真備東中学校の教員に届けられました。

 卒業式は13日に行われ、真備中学校では式の後に卒業生に花束が贈られます。

(真備中学校/根馬英伸 教頭) 「きれいでしたね。卒業生の喜ぶ顔が目に浮かぶようです」

(木谷倍三さん) 「コロナウイルスにも災害にも負けずに頑張ってほしいです」

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