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「パワーをもらえる存在だった」奇跡の牛・元気くん天国への旅立ちに惜しむ声 献花台を設置 岡山・勝央町

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 1998年の台風10号で、川に流されながらも90キロ先の島で見つかった「奇跡の牛」元気くんが14日、天国に旅立ちました。飼育されていた岡山県勝央町の農業公園に、献花台が設けられました。

 元気くんは1998年、生後6ヶ月のときに台風による水害で、津山市の飼われていた牧場から川に流されました。  その後、約90キロ離れた瀬戸内海の島で見つかり「奇跡の牛」として人気を集めました。

 しかし、14日に老衰で死にました。21歳でした。

(記者) 「ここは20年近く元気くんが暮らしていた場所です。今、感謝の気持ちを込めて掃除をしています」

 岡山県勝央町のノースヴィレッジには、元気くんの牛舎の裏に献花台が設けられました。水嶋淳治町長が訪れ、花を手向けました。

(岡山・勝央町/水嶋淳治 町長) 「もう1年生きてくれたら丑年で、また皆で祝ってあげたんですけど寂しい思いがしました。元気くんは勇気と、それこそ元気を与えてくれた」

 また、長い間元気くんのお世話をしてきた人々も手を合わせました。

(アライス/富田安彦 社長) 「大きい牛だなという印象と、来たときはまだまだ元気だったんで、脱走したこともありますし。人間で言ったら100歳を超える年齢までよく頑張ったなと、ありがとうございました」

 ノースヴィレッジでは、2月8日にお別れの会を開く予定です。

(訪れた人はー) 「災害があっても負けずに、勇気とかパワーをもらえる存在だった。今まで長い間お疲れ様でした」

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