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ミニSLが駆け抜ける! こだわりと愛が詰まった「鉄道博物館」完成 香川・三豊市

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 「鉄道愛」あふれる博物館が完成しました。香川県三豊市の鉄道博物館が、8日にオープンしました。鉄道ファンだけでなく子どもからお年寄りまで早速多くの人が訪れ、ジオラマや貴重な鉄道資料を楽しみました。

 三豊市のJR比地大駅の隣に8日オープンした「Kトレインワールド」。実際に石炭をたいて動くミニSLが、1周140メートルほどのコースを颯爽と駆け抜けます。

 この博物館を作ったのは、もともと中学校で体育の教員をしていた木川泰弘(62)さん。木川さんは、三豊工業高校時代から棒高跳びの選手として活躍し、インターハイ連覇やアジア大会優勝など輝かしい経歴を誇ります。

(記者) 「今下りてきた遮断器なんですが、よく見るとこちらにミズノのマークが。実は棒高跳びのポールが使われているんです」

 そんな木川さんは、子どものころに親にプレゼントしてもらったプラレールをきっかけに、鉄道好きに。いまでは自他ともに認める「超」がつくほどの鉄道ファンです。

 2017年3月に定年退職して以降、長年、自宅で収集してきた鉄道コレクションを多くの人に楽しんでもらおうと、博物館づくりに取り組みました。

 そして、Kトレインワールド最大の見どころは、館内の「ジオラマ鉄道模型」。三豊市と観音寺市の街並みを80分の1のサイズで細かく再現しています。そしてなんと全てが、木川さんの手作りなんです。

 ジオラマには、キハ181系が走っています。キハ181系は四国で初めて走った特急車両で、元々は国鉄カラーだったものが、民営化に伴い「JR四国カラー」に染め直され運行していました。その他には観音寺市の豊稔池、三豊市の本山寺も再現されています。

 そして館内には、貴重な鉄道資料の展示やカフェスペースもあり、飲食も可能です。


(見に来た人はー) 「この子が電車がすごい好きでずっと気になってて、そこに線路とかができた時に線路に入りたい入りたいって言ってたんですけど、いやーすごいですね、中のジオラマとかすごいきれいにできてて、まだここしか見れてないんですけど、もうちょっとゆっくり見ようかなと」

(Kトレインワールド館長/木川泰弘さん) 「皆さんが喜んでくれる姿を見て、こちらも嬉しくなりました、作って良かったです。(Q.こだわりは?)こだわりと言うたらですね、実はあの、私自身をこのジオラマの中に1つ作っているんです、旧観音寺中学校の中で棒高跳びをしている私自身の姿を1つ入れ込んでるんです、それが1つのこだわりかなと思います。色んな人が助けてくれてここまで来たんですけど、今からがまた大変だと思いますので、維持していくのに、皆さんの力を借りて頑張っていきたいと思います」

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