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日韓対立、影響は岡山にも 旅行のキャンセルなど相次ぐ

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 政府が28日、韓国を輸出管理上の優遇国から正式に除外するなど輸出規制などを巡り、日韓の対立が深刻化しています。岡山でも韓国旅行の取りやめが増えるなど、観光などに影響が出ています。

 年間約2万人の外国人観光客が宿泊する岡山市北区の「後楽ホテル」です。韓国からの個人客に影響はありませんが、団体客から予約のキャンセルが出ているといいます。

(後楽ホテル/舘上惠太 課長) 「影響が出始めたのはこの8月から。実際にこちらも実感しております」

 ホテルやゴルフ場を営む後楽グループは、韓国、中国、台湾向けにゴルフツーリズムを企画していて、9月から3カ月間が繁忙期となっています。

 昨年はこの時期に韓国からの観光客が延べ約240人でした。しかし、今年はこれまでに数人しか予約が入っておらず、今後も集客が難しい状況といいます。

(後楽ホテル/舘上惠太 課長) 「(韓国)現地の旅行会社様も困惑しておりまして、集客するために広告、宣伝を打ちたいんですが、広告を打つとかなり大きなバッシングを受けるということで、募集ができていない状況でございます」

 大韓航空岡山支店でも岡山-ソウル便で、団体を中心にキャンセルが相次いでいます。8月は利用者が2割ほど減っていて、9月以降も4割ほど落ち込む見通しです。

 こうした影響は旅行会社でも。

(記者) 「パンフレットの裏面にも書かれているように、通常だと旅行の30日前から取り消し料が発生します。しかし、日韓関係の悪化を心配して、今月に入ってからもキャンセルをする人が出ています」

(近畿日本ツーリスト中国四国/味生敬史 営業所長) 「実際に行かれたお客様の話を聞くと、ニュースでやっているほどではなかったという方もいらっしゃいますので、かといってこちらも絶対大丈夫ですよということは言えませんので、最終的な判断はお客様の方にお願いしております」


 旅行会社5社に取材したところ、一部で韓国行きのキャンセルが出たほか、9月以降の予約が前年と比べ2割から5割ほど減っている会社もあるということです。

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