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暑さに負けないアートの力…瀬戸内芸術祭夏会期にぎわう 香川・小豆島の作品は

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 アートの魅力は暑さにも負けません。現在、夏会期が開催中の瀬戸内国際芸術祭には、暑さの中でも連日多くの人が訪れています。夏会期から新作も加わった香川県小豆島の会場を取材しました。

(記者) 「小豆島池田港行きのフェリーです。お盆ということもあって家族連れなど多くの人が乗っています」

 港に着くと、フェリーからはたくさんの人と車が一斉に下りてきました。  7月19日から始まった瀬戸内国際芸術祭の夏会期。小豆島では38の作品を見ることができます。

 小豆島町の「醤(ひしお)の里・坂手」エリアに夏会期から公開されている新作の一つ、「静寂の部屋」です。ベルギーのアーティスト、ハンス・オプ・デ・ビークさんが手掛けました。  一面に広がる灰色の景色。色があるのはサクラとハスの花だけです。そこに鑑賞する人が加わることで空間を彩ります。

 この作品がある建物は元々は昭和初期に建てられたしょうゆ組合の事務所だったことからさまざまな大きさのしょうゆだるも作品に使われています。

(作品を見た人はー) 「(Q.どこから?)東京都。おもしろいです」 「色がない中で、少しお花が咲いてたりとかスイレンの様子が生き生きと作られとったりして、すごいすてきだなと思いました」

 同じく「醤(ひしお)の里・坂手」エリアには、中国のアーティストDadawaさんの作品「鐘舎 BellShelter」は、米蔵だった倉庫を改修して造られています。  中に置いてある鐘をたたくと音の振動が水面に伝わり、その波紋がスクリーンに映し出されます。たたき方や力加減によって変わる波紋の違いを楽しむことができます。鑑賞者がアートに参加できる作品にも注目です。    瀬戸内国際芸術祭・夏会期は、8月25日まで開催されています。


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