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空港を災害支援の拠点として活用へ 県が貨物ターミナルの一部借り、物資備蓄や荷さばき 岡山

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 岡山空港の貨物ターミナルの一部を災害時の支援物資の拠点として活用する準備が進んでいます。

 「防災航空物資センター」として活用されるのは岡山空港の貨物ターミナル第2棟です。もともと輸入したワインなどを貯蔵する場所でしたが、その一部の約300平方メートルを県が借りて使います。

 普段は救援物資の備蓄倉庫、災害時には国から空輸された物資を仕分ける拠点になります。現在は約17万食のアルファ米や毛布などが備えられていて、今後も物資の備蓄を増やします。

 空港に物資の拠点ができたことには大きな利点があります。

(記者) 「空港に備蓄倉庫ができたことによって、陸路が安全に使えない場合でも物資を届けることができます」

 ヘリコプターなどで空から物資を運ぶことができるため、陸路よりも早く安全に物資を被災地に届けることができます。また、去年の西日本豪雨の際の課題も踏まえています。

(岡山県 危機管理課/竹本幹央 主事) 「豪雨災害でも空輸によって支援物資が届いたんですけど、すぐにここで荷さばきができずに少しロスが生じてしまったという課題があります」

 西日本豪雨の際に、大量の救援物資が倉敷市に届き、一時受け入れを停止するなどの混乱もありました。このため、災害時には岡山県の広域物資拠点として国から県が受けた支援物資を、適切に各市町村に届ける役割を担います。

(岡山県 危機管理課/竹本幹央 主事) 「少しでもこういった機能を持つ施設が増えて、災害時の物流体制の強化になればいいと思います」

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