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西日本豪雨で使われたブルーシートを再利用 高校生たちがコサージュを制作 岡山・総社市

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 去年7月の西日本豪雨で使われたブルーシートを花のコサージュに変身させる取り組みが、4日、岡山県総社市の高校で行われました。

(記者) 「生徒たちが集まったのは授業ではなく放課後の時間。復興支援としてコサージュを作ります」

 有志で集まった総社高校の生徒約50人に配られたのは、コサージュの材料となるブルーシートです。総社市や倉敷市真備町など、去年7月の西日本豪雨で被害を受けた地域で使われていたものを再利用します。

 被災地のブルーシートでバッグなどを制作している、「BRIDGE OKAYAMA(ブリッジ・オカヤマ)」とその活動に参加している2年生の生徒たちが企画しました。

(企画した生徒は-) 「同じ学校の子とか親戚が被災に遭っているので、その人たちのためにも自分たちが動かなきゃなという思いでした」 「こんなに集まってくれると思っていなかったので、うれしい」

 ブルーシートの切れ端に針金をはさみ、前後に折り目をつけながら作っていきます。生徒は仲間と楽しみながら約100個のコサージュを作りました。

(高校生は-) 「(作業が)細かいです。頑張っています」 「災害のときに使われたと思ったら、頑張ってきれいに折らないとと思いました」

 被災した生徒も活動に参加しました。総社高校によりますと、約820人のうち70人の生徒が被災しました。

(自宅が1階まで浸水) 「家の周りは解体しているところが多くて、だいぶブルーシートとかも無くなって工事のブルーシートとかになってきました」 「ブルーシートが再利用されるんだったら、いいことだなと思いました」

 出来上がったコサージュは「BRIDGE OKAYAMA(ブリッジ・オカヤマ)」が制作するバッグと一緒に、500セット販売されます。


 すでに予約は終了していて、今後、他の高校でも残りのコサージュを作った後、7月ごろから順次発送します。

(雪舟福祉会/守安伸聡 事務長) 「今回できるバッグとコサージュを手元で持っていただいて、しっかり使っていただいて、災害のことを思い出すとか、防災意識の向上につながったらいいなと思っています」

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