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「復興のシンボル」 西日本豪雨で被災した養殖場から鮎の稚魚を初放流 岡山

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 西日本豪雨で被災した岡山県総社市の養殖場で育てた鮎が、災害後初めて放流されました。

 放流されたのは約3万匹の鮎の稚魚。高梁川漁協が行う今年最初の放流には、総社市の神在小学校の4年生約20人が参加しました。

(児童は) 「また大きくなったら食べてみたいなと思った」

(総社市/片岡聡一 市長) 「養魚場が本当に壊滅的だったんで、この生きた鮎が高梁川に戻っていくというのは復興のシンボルだと思います」

(高梁川漁協/中山優 主任) 「やっとここまでこぎつけたんですけども、本当に感無量です」

 鮎を育てる「栽培漁業研究所」は、西日本豪雨で被災して水槽が水に浸かったほか、アルミ工場の爆発の影響でほとんどの建物が倒壊するなどの被害が出ました。

 栽培漁業研究所は現在、10の水槽で130万匹を育てていますが、残る15の水槽が壊れたままです。取り組んできた親から卵をとって育てる種苗生産については、再開の目処は立っていません。

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