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児童養護施設の子どもたちに夢を バーテンダーがクラウドファンディングで資金募る 岡山市

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 岡山市の男性が、児童養護施設の子どもたちのためにイベントを開こうとクラウドファンディングを行っています。

 岡山市のバーテンダー、園田浩也さん(41)。今年5月と10月に児童養護施設の子どもたちに向けたイベントを開こうと、2月27日からクラウドファンディングを行っています。

(施設の子どもへの催しを企画/園田 浩也さん) 「児童養護施設の子たちに向けて、サービスのプロフェッショナルとしてひとつ入りたいな、という思いがありますね。おいしいとかきれいだとか、かっこいいっていうのはずっと(記憶に)残るものだと思うんで、その記憶作りができたらいいなと」

 園田さんは、食や酒などを楽しむイベント、「満月バー」に継続して出店するなど、地域活性化のための活動をしてきました。

 そして去年10月、「出張バーテンダー」として岡山市の児童養護施設を初めて訪れたとき、子どもたちの現状を知ることや支援の必要性を感じたと話します。

(施設の子どもへの催しを企画/園田 浩也さん) 「自分が住んでいるところのことも知らないのか、というのがまず1つ。住んでいる町で必ずそういう施設はありますから。そこと何か関わりを、いろんな町が持っていけたらいいかなと」

 岡山県によると、県内には12カ所の児童養護施設があり、300人から400人程度の子どもが暮らしているということです。

(記者) 「子どもたちは、施設を出た後仕事や人間関係などに悩むことが少なくないということです。そのため、周りの人たちの支えが大切になります」

 園田さんは、クラウドファンディングで集めたお金で様々な職業の「大人」を招きワークショップを開きたいと話しています。子どもたちの職業選択の幅を広げるとともに、素敵な大人との出会いを楽しんでほしいという思いからです。


(施設の子どもへの催しを企画/園田 浩也さん) 「5年とか10年経ったときに。あのイベントおもしろかったなっていう、そういうふうに思ってくれたりとかまたそのときに自分たちでそういうこと(イベント)を起こしてみたりとか、そういうふうなことになればいいかなと思いますけどね」

 クラウドファンディングの目標額は75万円で4日までに達成しましたが、3月31日まで引き続き受け付けています。資金が集まれば、イベントの回数を増やしたり、来年以降の活動資金にしたいということです。

 クラウドファンディングの詳しい内容や、園田さんの思いはネットサイトに詳しく載っていますので、ぜひご覧ください。

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