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豪雨で閉じられなかった「陸こう」どう運用?岡山県の検討委員会が議論

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 西日本豪雨に関する岡山県の検証委員会が開かれ、非常時に堤防の役割を果たす「陸こう」の運用などについて議論しました。

 「陸こう」は川に面した道路などに設けてあって、川が増水した時などに板を設置したりゲートを閉めたりすることで堤防の役割を果たします。

 岡山県によると、県管理の陸こうは384カ所あり、西日本豪雨ではそのうち少なくとも13カ所が適切に閉められませんでした。国道をまたぐ高梁市の陸こうもその1つです。

(岡山大学大学院(河川工学)/前野詩朗 教授) 「住宅街への浸入を防いだり、重要な水防施設になっている。冠水して近づけなかったと書いてあるが、管理者としてそれではまずいかなと」

 委員からは、日常の訓練のほか、閉めるタイミングなどを住民と話し合ってほしいという意見が出ました。また、ハード面の整備と合わせて住民が地域の危険な場所を意識するような取り組みが必要だという指摘もありました。

 検証委員会は2月に最後の会合が開かれ、その後、報告書をまとめる予定です。

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