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おもてなしに芸術を…夜しか見られない?ちょっと変わった展示会 高松

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 おもてなしの一つとして芸術を取り入れました。夜しか見ることのできないちょっと変わったアートの展示会が高松市で開かれています。

 薄暗い部屋の壁には、白と黒のコントラストが印象的な「切り影」といわれる作品が掲げられています。

(記者) 「実はこちら、夜8時開店の会員制クラブなんです。壁に掛けられた作品が、高級感あふれる店の雰囲気にとても合っています」

 作品を展示しているのは、高松市瓦町にあるクラブ「播磨」です。  店内には女性の脚線美などを表現した切り影の作品25点が展示されています。

 扇子を切り抜いて繊細なタッチで仕上げた作品もあります。

(客はー) 「立体感があるというか、動きがあるようなそんな感じを受けました。すごく店の雰囲気に合っていいなと思いました」

 作品を手掛けたのは、東京の大学病院に勤務する森田照正さん(54)です。  2016年から切り絵を始めたという森田さんの本職はなんと、心臓外科医です。

 陰影を生かした独自の世界観で、女性の美しさやアスリートのフォームなどを表現する切り影作家としても活躍しています。

(心臓外科医で切り影作家/森田照正さん) 「東京芸術大学からオファーがあって、あるイベントに協力したことで芸術関係者と知り合いになった。手術ではメスを使い、作品の制作にはナイフを使うというところで、それは同じような操作をします」

 店では、こうした個展を開くのは初めての試みです。客へのおもてなしの一つとして始めました。

(クラブ播磨オーナー/森三希子さん) 「社交の場ではあるのですけれども、その中で芸術的なものであるとか。文化性を発信できればと思っています」

 お酒を飲みながらアートを楽しめるこの展示会は、11月30日まで開かれています。


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